七里御浜で一斉清掃
ウミガメ上陸シーズン前に

 第7回七里御浜一斉クリーン作戦が14日、紀宝町、御浜町、熊野市の3会場で開かれた。主催は環境省近畿地方環境事務所、三重県、熊野市、御浜町、紀宝町。協力は林野庁三重森林管理署、国土交通省紀南河川国道事務所、熊野自然保護連絡協議会など。
 この日の参加者は、紀宝町70人、御浜町80人、熊野市30人の総勢180人。七里御浜は、毎年アカウミガメが上陸・産卵する世界でも数少ない海岸であることから、吉野熊野国立公園ではこれらの目的に毎年5月1日から9月30日までを車両乗り入れ規制期間としている。今季のアカウミガメの上陸と車両乗り入れ規制期間が始まるのを前に、「自然とふれあうみどりの月間」の関連イベントとして開催した。
 紀宝町会場では、同町ウミガメ保護監視委員の萩野進也さんが「昭和59年にウミガメの保護活動が始まり、昭和63年に紀宝町ウミガメ保護条例が制度化されて本格的な保護活動が始まった。平成のはじめ頃は毎年30匹位が産卵に訪れていましたが、平成5年頃から海岸の浸食が激しくなり、今では一ケタ台になっています。クリーン作戦で意識を高めて今年もカメが増えてくれれば、カメのためにもいいことだと考えています」とあいさつ。
 吉野熊野国立公園管理事務所の自然保護官補佐・岩田佐知代さんは「毎年アカウミガメの産卵があるように期待しています。世界的にペットボトルや海洋プラスチックごみで海洋汚染が増えています。ペットボトルなどのプラスチックごみを減らす意味でも、マイボトルやマイカップの使用をお願いいたします。今日は熱中症にならないように水分を取って作業をお願いいたします」と呼び掛けた。
 参加者には手袋、ごみ袋、火ばしなどが配布されたあと諸注意があり、プラスチック、ビン、カン等、不燃物、可燃物ごみなど5種類に分けて回収した。大きな流木などはそのままにして、あらためてウミガメの上陸・産卵の支障にならないよう場所に移動するようにした。
 紀宝町井田から参加した前地敏久さんは「昔に比べて浜はやせてきた。浜の汚れをクリーン作戦で少しでもきれいにしたい」と話した。

井田の浜を清掃する参加者

井田の浜を清掃する参加者

萩野さん

萩野さん

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