稚児7人 肩車で参拝
「元気に育って」と古道歩く
熊野本宮大社例大祭始まる

1・1 田辺市本宮町、熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)で13日、例大祭「湯登(ゆのぼり)神事」(県無形民族文化財)があり、父親や祖父の肩に担がれた稚児7人が、「人生の峠」と形容される大日山を越え、同大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)前に到着した。
 最終日の15日は午前9時から厳粛に本殿祭、午後1時ごろから渡御祭が行われ、神輿(みこし)を中心に行列が大斎原に出発。華やかに斎庭(さいてい)神事が繰り広げられる。
 晴天に恵まれた湯登神事には公募で選ばれた、1歳から3歳までの稚児と父親や祖父の7組が和装で奉仕。九鬼宮司や同社氏子総代の人たち、山伏や笛奏者らが参列して午前9時過ぎから拝殿前で記念撮影。
 この後、本殿前に整列して参拝した一行は、法螺(ほら)貝と太鼓の音を合図に出発。国道168号を歩き、国道から湯峰(ゆのみね/湯峯)温泉方面へ少し入った地点からバスで同温泉へ移動した。
 旅館「あづまや」で湯垢離(ゆごり)して身を清め、午前11時30分から大広間で出発式。皆で歓談しながらの食事となり、稚児たちも父親の膝(ひざ)の上で、温泉粥(おんせんがゆ)などを食べた。食事後、稚児たちは朱色に金銀紅白の刺しゅうを施した上着をまとい、額に「大」の字を朱書きして準備した。
 午後1時前に旅館を出発した一行は山道に入り、湯峰王子で神事。宮司が祝詞を奏上して大日山越えの無事を祈願し、関係者が玉串をささげた。この後、神が憑依(ひょうい)した様子を表すと伝えられる八撥(やさばき)神事があり、稚児が太鼓の音に合わせて左・右・左と3回ずつ、その場で回った。この後、一行は急な坂道に入り大日山を越えた。
 御坊市から初めて参加した楠本勇次さんは健人くん(3)を肩車し、「初めて選ばれ、うれしかった。大日山越えは大変だが、息子も頑張っているので、息子の健やかな成長を願い、踏ん張って最後までやり遂げたい」と胸を張った。

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