日足地区の浸水対策
関係3機関が連携し推進
部会立ち上げ情報共有

 熊野川の一環した総合的な治水対策を推進する「熊野川の総合的な治水対策協議会」の部会として25日、和歌山、三重、国土交通省近畿地方整備局の3者による「日足地区等フォローアップ部会」が発足した。2018年8月の台風20号などの被害を踏まえた、新宮市熊野川町日足地区の輪中堤、同町田長地区や三重県熊野市の和気地区で行われている河道掘削を推進し、早期の事業完了を図る。日足地区で行われている宅地かさ上げの完了予定である2021年度末までの期間、毎年度末に会議を行って各機関の事業の進捗(しんちょく)状況を確認する。なお、大雨などで出水があった場合などは臨時で会合を開く可能性がある。
 会合には、同会会長で同局河川部の東繁光・地域河川調査官、和歌山県県土整備部河川下水道局河川課長の真鍋将一委員、三重県県土整備部河川課長の松本英之委員ら関係者が出席した。
 日足地区でのかさ上げについては、対象となる用地の買収が終わり、これから家屋の移転や支障物件移転を進めていく。これとともに築堤、道路工、仮設工も行っていく。完了予定は2021年度末で、その後は家屋の再建に取り組む。
 田長地区の河道掘削は2020年度末までのスケジュールで、これまでに3万2000立方メートルを実施、2019年度、2020年度はそれぞれ9000立方メートルを行う予定。一方、和気地区では2021年度末までに合計5万立方メートルを掘削する予定。
 近年の当地方の台風などによる災害に言及した東会長は、「日足地区では過去5年間で4回、浸水被害に遭っている。対策を早急に進めていかなければ」と述べた。これに関連して、真鍋委員は、台風が発生した際、仁坂知事が「日足は大丈夫か」と心配するほどの地域であるとし、「人が多く住んでいるところ。県としてもしっかりと治水対策を進めていかなければならない」と力を込めた。また、松本委員は和気地区の河道掘削にふれ、関係機関と連携して取り組んでいきたいとした。

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