架橋工事 順調に進む
鋼製の巨大部品吊り上げ設置
熊野尾鷲道路Ⅱ期

 熊野尾鷲道路Ⅱ期工事は、尾鷲市小原野で小原野橋の架設工事が進んでいる。現在、鋼製の橋げたを掛ける作業が行われている。最も熊野市側にある尾鷲第4トンネルの松阪側坑口の横で、中川をまたぐ長さ166メートルの橋。橋げたになる部分の鋼製パーツを部分ごとにクレーンで吊(つ)り上げ、接続している。
 工事を担当している横河ブリッジの監理技術者、西野崇史さんによると、全部で42のパーツを2〜3ずつ組み合わせ、10区画に分けた現場の左右に計20回、クレーン作業でパーツを持ち上げ接合する作業を繰り返す。
 13日は、3区画目の海側を作業。3つのパーツを組み合わせた幅18メートル、高さ2・7メートル、重さ15トンの部品をクレーンでつり橋台に据え付けた。作業員らは地面から15メートルほどの場所にある現場に上がり、無線でクレーンのオペレーターとやり取りしながら、巨大な部品を設置していった。
 16日午前中には、現場周辺の住民を対象に見学会を開く。4区画目の橋げた設置を見学してもらう予定という。
 橋げたの架設は4月半ばまでに終わり、5月から7月末にかけて、路面の下になる床版を製作し工事が完了。8月から仮設桟橋などの解体に取り掛かり、9月末の作業終了を目指す。
 国土交通省紀勢国道事務所によると、Ⅱ期工事全体では、第4トンネルは南側部分約1キロのうちおよそ200メートルを掘削。現在供用されている新八鬼山トンネル側と接続する新矢ノ川橋でも、小原野と同様、上部工事が進んでいる。
 北側は、尾鷲第2および第3トンネルの契約が2月に終わり、6月ごろには両トンネルとも掘削が始まる予定。
 紀伊半島を1周する近畿自動車道紀勢線に関しては、紀宝熊野道路の15・6キロについて新規事業採択時評価の手続きが進んでいて、同省の社会資本整備審議会道路分科会事業評価部会が14日に行われる。同部会で合意が得られれば、実質的に来年度の新規事業化が決まることになる。

橋げた部分の設置工事が進む現場

橋げた部分の設置工事が進む現場

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