1割程度がトラブル経験
県教委 ネット依存の傾向も
児童生徒 1万人超に調査

 三重県内の公立学校の児童生徒のうち、ネットトラブルに遭ったり遭いそうになったり、困ったりしたことのある子どもが、小学生で7・7%、中学生で13・5%、高校生13・6%に上ることが、県教育委員会がこのほどまとめた「スマートフォン等の使用に関する実態調査」で明らかになった。

 全29市町から小学校と中学校各1校と県立高校の10校を抽出し、小学校では4〜6年生、中学校と高校では各学年のそれぞれ2クラスを調査し、小学生4266人、中学生4916人、高校生2110人が対象となった。
 調査は、児童生徒に下記の内容を尋ねた。
・スマホ等を持っているかどうか
・使用時間
(学校のある日、休日、学習での使用時間)
 メールやSNSでメッセージをやり取りしている相手の属性
・トラブル等の有無
・ネット依存の傾向
・家庭でのルールの有無、内容
 このうち、トラブル等などの項目と、学校への調査は新規の取り組み。
 携帯電話やスマートフォンを持っている児童生徒の割合は、小学校4〜6年生が39・9%、中学生72・2%、高校生98・2%。小学生の2・4%、中学生の4・4%、高校生の3・8%でネット依存の傾向があるという。小学生の所持率については、昨年度と10ポイントの差があり「学校間の差が大きい」と分析している。
 学校のある日に2時間以上使用している人は、小学生で17・3%、中学生で45・5%、高校生で65・7%。学習用途で使っている子どもも多い。
 ネットトラブルについて「メールやメッセージのやりとりが終わらず、寝不足や勉強に集中できなくなった」という回答が小学生で64・9%、中学生で46・4%、高校生で32・1%あったほか、仲間外れ、個人情報を流出、悪口などを書き込まれるなどのケースがあった。いずれも小学生より中高生の方が割合が高くなっている。
 また、「心当たりのない利用料金の請求を受けた」という児童、生徒がいた。
 学校でも指導しているが、全部の学校ではなく、教職員向け研修会を実施しているのは小学校で27・6%、中学校で37・9%、高校で40%にとどまっている。
 県教委は「この調査で明らかになったトラブル等を踏まえ、対応事例集に具体的な対応を追加する。また、ネット啓発講座の実施資料を県教育委員会のホームページに掲載し、教職員がこれらを活用した取り組みを実施できるよう研修会などを行っていく」としている。

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