新種 クマノザクラ植樹
約100人集う
「光栄で生涯の思い出」

1・1 「クマノザクラ植樹祭2019」(NPO法人・熊野さくらの会主催)が10日、紀宝町鮒田の布引の滝源流部付近であった。約100人が参加し、クマノザクラの苗木150本を植えた。
 田尾友児代表は、今回で17回目を迎え、これまでに4300本のサクラを植えてきた。しかし、鹿などの獣害、台風被害などで半分も育っていないと話し、「今日は鈴鹿市から駆け付けた人もいる。ようやくきれいな花が咲くようになってきた。今まで50種類ぐらいのサクラを植えてきたが、昨年に新種のクマノザクラが発見された。今後はクマノザクラを大切にし、植樹していきたい。クマノザクラの里としてPRしていければ」とあいさつ。
 次いで、苗木を提供した鈴鹿市の樹木医・中村昌幸さんが、クマノザクラの発見者・勝木俊雄先生と2年前の3月中旬ごろ歩いていた時に、全くサクラの咲いていないところに、サクラが咲いていた。勝木先生が調べ、新発見かもとなったのが一昨年。2年間調査した結果、野生種としては大発見。去年の段階で論文が提出されていたなどと説明。
 「必ず、クマノザクラの保護・保全、普及が必要になってくるだろうと種を採取して作った苗木を今日ここへ届けることができた。今日は、日本で初となるクマノザクラの植樹となる。皆さん、私が育てたクマノザクラをよろしくお願いします」と呼び掛けた。
 参加者は集合場所から2キロほど下った、作業用道路の西側斜面に約10メートル間隔に直径約30センチ、深さ約30センチの穴を掘り、高さ約1・5メートルの苗木を植え、支柱を立て、獣害除けのネットを張った。
 家族4人で訪れた男性は「クマノザクラの植樹と聞いて喜び勇んで、妻と子ども2人を連れて参加した。日本初の植樹となり光栄であり生涯の思い出。将来、子どもたちも大きくなり、満開のクマノザクラを見て、このサクラを植えたのが自分であると誇りを持てれば」と未来に思いをはせた。

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