「好きなこと諦めないで」
ベトナム人留学生 色川中訪問

3・1色川中の留学生1 那智勝浦町立色川中学校で17日、那智勝浦ロータリークラブ(濵修一会長)による交流例会が全校生徒(6人)を対象に開催された。ベトナム・ダクラク省出身のロータリー米山奨学生(外国人留学生)、ファン・クィン・ウィンさんが同校を訪れ、母国の紹介や日本を留学先に決めた経緯などを話したほか、生徒からの質問にも答え、交流を深めた。
 米山奨学生は、国内の大学・大学院に通う私費留学生を対象とした奨学金制度。将来に日本と海外をむすぶ架け橋となる人材育成を目的に、毎年700人以上が新規に採用されている。ファンさんは昨年採用され、現在は大阪府立大学の4回生。
 母国の紹介では、ベトナムを北部・中部・南部に分けてそれぞれの景勝地や産業を紹介。また、ベトナムにある棚田の写真を示し「和歌山にも棚田はありますか」と質問。生徒は「そこら辺にある」と答え笑いを誘った。そのほか、日本を留学先に決めた経緯としては「ふれたことのない言語圏で、トップを目指して頑張ろうと思った」と話し、「インターネットが私の人生を変えた」と留学を決めたきっかけを語った。インターネットで世界とつながり、世界を知ることで「留学は手の届かないものではない」と感じたことが自身を留学に突き動かしたとのこと。
 また、アニメ好きということも日本を留学先に決める際の後押しになったと話した。そして、生徒らを前に「周りに何を言われようが、自分が信じること・好きなことをすべき」と力強く話した。
 交流例会も終盤に差し掛かり、生徒から「ベトナム独自の文化は」「大きな店がない地域での買い物は」などの質問があがり、ひとつひとつ丁寧に回答した。
 ファンさんは、「夢や目標はまだ決まっていないが、したいことはたくさんある。」と話し、「大学を卒業した後はヨーロッパの大学院に進学したい」と学問への更なる意欲を示した。また、米山奨学生制度に関しては「はじめてのふれあいやたくさんの経験を通して世界平和、何をどのように行動すればいいかということを学び、他にはない良い経験をさせてもらった」と話した。
 同クラブ関係者は「中学生との交流例会を行ったと聞いたことがないので、今回が初めての試みになったかもしれない。今後も継続して続けていきたい」と話した。交流例会は太地町・那智勝浦町の教育委員会を通して町内各校に参加募集を行い、希望した学校の中から実施校を決定するという。

母国の紹介を行うファンさん

母国の紹介を行うファンさん

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