「自分の大きさが命の大きさ」
命の授業 誕生から成長まで

2・1太地小命の授業1 太地町立太地小学校で16日、保健学習の一環として「命の授業」が3年生を対象に行われた。那智勝浦町のかづこ助産院で助産師を務める本舘千子さんを講師に招き、数多くの命の誕生に立ち会ってきた経験をもとに「命の大切さ」を伝えた。
 「命の授業」は、新たな命の誕生に立ち会う助産師の目線から、道徳教育・保健教育など幅広い視野で「命の大切さを」伝えるもの。多くの小・中学校でそれぞれの学年が学ぶべき「命」についての授業が展開されている。
 授業の冒頭、本舘さんは「みんなの命はどこにありますか」と問いかけ、生徒は「心臓」「ココロ」「頭」などそれぞれの考えを示した。生徒のもとに配られたハート形の色紙には針であけたような小さな穴が開いてあり、生徒は各自の色紙に名前を記した。その穴はみんなの命が始まった時と同じ大きさです」と説明を受けると驚いた表情を見せ、自身の命の誕生の一端を垣間見た。
 0・12mmで始まった命が、一週間後にはゴマ、さらに一週間後には米粒、小豆、大豆と週を追うごとに成長する様子が描かれた絵を興味深げに眺め、さらに1か月ごとに成長する様子を人形で確認。生徒らは生後9か月(約3キロ)の人形を抱き抱え、命の重さを直に感じた。
 そのほか、女性の骨盤の模型を使用し、赤ちゃんがどのように生まれてくるかを解説。また、出産には2種類あり、帝王切開は「たくさんの人の力を借り、見守られながら生まれてきた」、自然分娩は「赤ちゃん自身で考え、決断・行動した結果」と説明した。
 授業の終盤、「みんなの命はどこにありますか」再び問うと、生徒からは「自分自身」「からだ全部」との大きな声で答えた。それをうけて本舘さんは「自分自身の大きさが命の大きさです。心と体のどちらも大切な命、誰かをいじめたり嫌ったりするとお互いの命が小さくなります」と互いを思いやる心の大切さを伝えるとともに「赤ちゃんには食べ物だけでなく愛情を与えなければ生きていけない。みんなも周りの人の力を借り、大切に育てられたから今がある」と締めくくった。

2・2太地小命の授業2

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