不審者から子どもを守る
腕章着け 「〜ながら見守り活動」
熊野川地域で住民ら連携

前列左から丸石さん、下阪会長、 後列左から青木警部補、天野川警部補

前列左から丸石さん、下阪会長、
後列左から青木警部補、天野川警部補

 新宮市熊野川町で、日常生活の中で子どもたちを見守る「〜しながら見守り活動」で大人たちが連携し、「子ども見守りパトロール」の腕章を着用した地元住民が「私たちの熊野川地域が犯罪を許さない、子どもたちを見守る地域の人の多くの目があること」を示し、子どもたちへの犯罪を未然に防いでいる。
 昨年5月に発生した痛ましく許しがたい新潟女児殺害事件がきっかけとなり、子どもたちが自宅周辺を1人で歩く、1人区間などの「見守りの空白地帯」を取り除くなどの「登下校防犯プラン」を受け、取り組みを開始。
 昨年10月から熊野川小学校運営協議会(下阪殖保会長)や市立熊野川小学校の上地健校長、日足駐在所の青木伸也警部補らが核となり活動を進めている。昨年中、新宮署管内での声掛け、つきまといなど不審者情報は26件寄せられている。また、和歌山県内では昨年中の不審者情報は598件に及んだ。
 「〜しながら見守り活動」は、無理なく、負担なく「畑仕事をしながら」、「散歩しながら」、「ジョギングしながら」など同会が配布している腕章を着けることで、不審者が熊野川地域を避けるという抑止効果を高めていく活動。
 日足地区で活動をする丸石光子さんは毎日の日課である約40分間のウオーキングで腕章を着け、見守りを続けており、必要に応じて子どもたちに「早く帰ってね」と声掛けも行っている。
 下阪会長は「腕章を着けていることで、見守る側にも責任感が生まれ、不審者に対しての抑止につながる。継続することで新たな人が参加することを期待している」などと継続することの大切さを強調。
 青木警部補は「熊野川に不審者は一人もいない。みんなが顔見知り。外部からの不審者はすぐに分かる。犯罪心理として犯人は人の目を怖がる。腕章を着けている人が何人もいると、犯罪を行おうとしている人間は、その地域での犯罪をあきらめる」と力を込めた。
 新宮警察署生活安全刑事課の天野川匡佐子警部補は「不審者による犯罪は夕方に多く、特に下校時のボランティアが必要。熊野川町の『〜しながら見守り活動』をモデルとして、各学区でも取り組んでもらえれば」と思いを話した。
 毎朝出勤前の午前7時30分〜8時に「〜しながら見守り活動」に精を出す日足地区の佐野健一さんは「毎朝、子どもたちの笑顔と元気な姿を見るのが楽しくて、うれしい。それだけが続けてる理由」と顔をほころばせた。

3・2~しながら見守り活動2

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