生徒と住民 一目散
合同の津波避難訓練
紀南高校と上地地区

3・紀南高校避難訓練 海抜で約9メートル、尾呂志川沿いに建つ三重県立紀南高校(御浜町阿田和)は9日、地元の上地地区と合同で、津波避難訓練を実施した。緊急地震速報を放送、生徒の約280人と教職員の約30人、地域住民の約20人が、避難場所となる浅間山へと急いだ。
 地域ぐるみの防災意識の向上を目指し、上地地区と合同の津波避難訓練は3回目となる。避難時の混雑を避けるため、1・2年生は正門から、3年生は体育館裏の階段からの2経路に分けた。実際の避難では状況に応じた判断をするよう指導した。
 校内では、地震の発生を放送。同じく町内放送も地震の発生を告げた。生徒はしばらく机の下にもぐり、安全を確保した後、教職員とともに避難を開始。地域住民も家を出て、避難場所へと向かった。
 地域住民は地区内の一時避難場所まで、生徒らはさらに高所の避難場所まで避難。点呼で人数を数え、逃げ遅れがないかを確かめた。
 地区の防災担当役員の田中新也さん(67)は「地域は高齢化が進み、僕が若手なぐらいで、独居老人も多い。さらに通りはブロック塀も多く、家も詰まっていて道が狭い。地震で倒壊したら避難できるかとの不安がある。昼間なら生徒に支援を頼みたいし、そのためにも合同の訓練は重要と思う。参加者は近くの人が多く、離れた場所からの人はなかなかないので、それが今後の課題」。
 3年生の上中亮くん(18)は「地域からの参加者を見て、地元の人も防災への意識があり、自分の命は自分で守ろうとしているのだなと感じた。多くの人の意識が高いなと思った。高齢者でたとえば足が悪い人などがいれば、手を引いたり声をかけたりできればと思う。協力して避難したい」と述べた。

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