次へ準備していく時期

 新しい年が明け、今年の干支(えと)は「イノシシ」。諸説ありますが、十二支の中で最後にくる干支であることから、「次のステージやステップに向けて準備していく時期」という意味を持つとも言われています。
5月1日には天皇陛下の御代替わりにより、新たな元号となるため平成31年は4か月間だけ。4月1日に新しい元号が発表されることが決まり、事前準備が急ピッチで進められることになるでしょう。
明治維新に始まった近代日本は、大正を経て昭和の時代には悲惨な戦争を経験しました。大勢の尊い命が犠牲となり、一面焼け野原となった終戦直後から先人たちの懸命な努力によって戦後復興につなげ、その後の経済成長で世界を驚かせ、国民の生活水準も一気に向上しました。
平成に入り、バブルが崩壊。長引く景気低迷は特に中小企業や庶民の暮らしを苦しめました。自然災害も多発。北海道南西沖地震、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震などの地震に見舞われ、われわれの地元を襲った紀伊半島大水害をはじめ台風や豪雨災害も毎年のように相次いでいます。当地方では、南海トラフを震源とした大地震の発生が予想されており、風水害への対策と同時に備えを急がなくてはなりません。
また、この地域では少子高齢化・景気低迷などの問題を抱えていますが、このまま「平成」に終幕を迎えることに不安を覚えます。今年こそは「笑う門には福来る」。笑うことは健康を高める効果もあるとされ、高齢化社会の健康寿命を伸ばす意味でも必要ではないでしょうか。各自治体には、こうした課題に真剣に取り組んでいただきたい。
地域社会は人の集まり。一人一人の行動が大きな力となり、進化の限界が"新化"となるのではないでしょうか。新元号に笑えるように。
本紙は本日付で2万5000号を迎えました。ご購読者や広告主の皆さまはじめ、大勢の皆さまのご支援・ご協力があってのことで、心から感謝を申し上げます。今後も日々移り変わる地域の情報をお届けするとともに、ふるさとの諸課題への提言を続けてまいります。引き続いてのご購読をお願いいたします。
(平成31年1月5日付 紀南新聞掲載)
editorial-5-300x220

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る