先人の知識と技 次世代に
高菜漬け めはり寿司教室
参加者同士で情報交換も

3・1くまの里山1 くまの里山(西美恵子代表)は2日、那智勝浦町高津気にある清源寺で「高菜漬け・めはり寿司(ずし)教室」を開催した。紀南地方の郷土食として知られている「めはり寿司」とその材料となる「高菜漬け」について詳しく学び、各家庭に伝わる高菜の漬け方やおいしいめはり寿司の握り方などの情報交換も行われた。
 同教室は紀南地域の食文化の伝承を目的に開催され、食文化の次世代を担う子供たちも参加した。高菜漬け教室では、同町高津気の瀧本房枝さんが講師を務め、仮漬け・本漬けの工程を説明した。瀧本さんによるとおいしい高菜漬けを作る秘訣は「新鮮な高菜を使い、正確な塩加減で作ること」と説明。下準備から仮漬け、揉み、本漬けに至るまでの工程を参加者とともに実演した。室内には高菜漬けの香りが広がり、参加者からは「いい匂い」「懐かしいにおい」などの声が聞こえた。
 高菜漬け教室が終わると、堂内に机を並べ、めはり寿司づくりが始まった。ゆかりご飯や刻んだ高菜漬けが混ぜ込まれたご飯を参加者の手でめはり寿司に仕上げていった。参加した子どもたちもめはり寿司づくりに挑戦し、慣れない作業に苦戦する場面も見られたが楽しげに手を進めた。完成しためはり寿司と手づくりみそ汁などが並ぶ机で向かい合った参加者は、各家庭に伝わる漬け方をはじめ家庭菜園などの話題まで多くの情報を交換した。
 西代表は「有意義な漬物の勉強会になった。これからも地域に残る文化を次世代に伝える活動を続けていきたい」と意気込んだ。また、「『放置すればやっかい者、活用すればすぐれ者』をキャッチフレーズに里山の再生にも力を入れていきたい」と話した。

3・2くまの里山2

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