プロの時代演劇を生で
城南中で劇団が公演
生徒の役者体験も

1・物売りに挑戦する河村くん(右) 新宮市立城南中学校で5日、東京都にあるプロ劇団「前進座」による舞台「くずーい 屑屋でござい」があった。全校生徒178人に加え、観覧を希望する近隣住民や保護者が参加。本格的な舞台芸術を間近で鑑賞した。2人の生徒が参加する一幕もあった。
 小中学校で一流の文化芸術公演を行うことで、地方でも機会を確保し、感性を育むことなどを目的とした、文化庁の「文化芸術による子供の育成事業」として実施した。同事業は事前にワークショップを開催することで見識を深めることになっており、城南中でも10月に行って本公演に臨んだ。
 江戸の長屋を舞台とした時代劇だった。開演に先立ち俳優が、江戸時代の生活や風習を紹介。100万人を超える世界一の人口都市だったこと、何でも修理や再利用を行うリサイクル社会だったこと、ごみひとつ落ちていない清潔な都市だったことなどを明かした。
 天秤棒をかついで物を売り歩く、物売りの様子も俳優が実演。「あさり〜しじみ」「あまざけ〜あまざけ」などの客引きの掛け声は、生徒、男子教員、女子教員も全員で挑戦した。教員の掛け声の際は男性らしく、女性らしくといった指導もあり、声色を変えた掛け声で会場を沸かせた。
 3年生の河村伯空(はくあ)くん、西侑来(ゆら)さんはさらに、檀上にあがりねじりはちまきを締め、天秤棒をかついで物売りを実演。会場の全員が見守る中で、堂々と歩きながら掛け声を発し、拍手喝采を浴びた。
 この後、本公演を開始。テンポよく展開されるプロの迫真の演技に、生徒らは引き込まれた様子で熱心に鑑賞していた。河村くんは「(実演は)楽しくできた。芝居もおもしろかった。本格的な演劇を見るのは初めて。(大道具などの)セットがすごくて、自分たちのやる演劇とは違うと感じた。すごく準備をしていてすごかった」。西さんは「(実演は)緊張したけど楽しかった」などと話した。

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