円滑な現場活動支える
警察庁情報通信部が連携し
大災害想定し機能構築訓練

 警察庁の組織である三重、和歌山、奈良県の情報通信部機動通信課の職員らが4、5の両日、熊野市有馬町の防災公園野球場の駐車場を拠点に情報通信訓練を実施。3つの組織のほか三重県警地域課、警備第2課、熊野署を含め計24人が、無線や衛星通信機器の設置、情報伝達の習熟を図った。

3・現地指揮本部へ映像を送る手順などを確認した 南海トラフ巨大地震などの大規模災害が発生すると、通信事業者の回線のほか、警察の情報通信施設も被害を受けることが予想される。その中で、災害発生時に円滑に警察活動を行えるようにするため、円滑に機器を設置する能力をつけるのが狙い。3県の機関で訓練するのは初めて。
 訓練に当たり三重県情報通信部の長岡憲司部長は「多くの人的、物理的被害が予想されている。特に、東紀州地域では甚大な被害が予想されている。いずれの訓練も、使用する機材は、機動警察通信隊で使用しているが、災害現場では電源確保やケーブル類の取り回しなど、注意しなければならないことがある。周囲環境が異なった場所でも、普段と同様に運用できるようにしなければならない」と述べ、「失敗することを恐れず、通信機器の構築に果敢に挑戦してほしい」などと訓示した。
 訓練は、4日午前2時17分、南海トラフを震源域とするマグニチュード9・1の巨大地震が発生し、三重県、和歌山県を最大震度7の揺れが襲い多くの建物が倒壊したほか、巨大な津波で甚大な被害が発生。西日本を中心に広域が停電し、熊野エリアにある警察の情報施設も被災した−という想定で実施。
 駐車場が現地指揮本部となり、和歌山県と奈良県から衛星通信ができる専用車両が到着。職員らが手際よく回線をつなぎ情報の受信を可能にした。その後、少し離れた場所の映像を無線で送ったり、三重県にある応急通信対策車が海岸付近を走行し、一度県警本部に送った後、和歌山県の通信車を経由してモニターに映したりした。
 三重県情報通信部の小島拓也さんによると、三重県隊は直近では広島県の豪雨災害時に応援出動したという。

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