道の駅周辺にホテル
串本や御浜 2020年秋開業
地域活性化目的に新しい形

 串本町くじの川の「くしもと橋杭岩」や御浜町阿田和の「パーク七里御浜」など、いずれも道の駅近くに新しい形のホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」が2020年秋に開業する。世界各国でホテル事業を展開する「マリオネット・インターナショナル」(アメリカ)と住宅メーカー大手「積水ハウス」が28日、事業内容を発表した。両社は各自治体と連携し、道の駅を拠点とした地域活性化事業を目指す。

 国内初展開となる「フェアフィールド・バイ・マリオット」ブランドのホテルを、2020年秋以降に、和歌山、三重、京都、岐阜、栃木の5府県15か所に約1000室規模で開業する。その後、順次全国に広げていく計画。
 その一環で、ホテルを道の駅の近くに設置し、車やバイク、自転車などで巡ってもらう「地域の魅力を渡り歩く旅」を提案していく。ホテルはシンプルにゆったりとくつろぐことのできる宿泊特化型で、食事や土産などは道の駅をはじめとした地域の店での利用を促す。
 本紙エリアの串本町では、「くしもと橋杭岩」の近くに建設予定。7階建て96室で延べ床面積は3930平方メートル。御浜町では、「パーク七里御浜」の近くに3階建て57室延べ床面積2420平方メートルの施設を予定している。和歌山、三重、両県内の建設計画は別表の通り。
 今後、インバウンド(訪日外国人)需要の更なる拡大や、国内外の旅のスタイルの多様化が見込まれており、積水ハウスの質の高い宿泊施設を短工期で提供できる技術と、マリオット・インターナショナルの世界基準で高い接遇・接客能力という双方の強みを生かしながら、事業を展開していく。
 事業発表を受け、和歌山、三重両県の知事はコメントを次の通り発表した。
▪️仁坂由伸・和歌山県知事
 串本町とすさみ町へ宿泊拠点の立地が決定したことを大変うれしく思う。両町は、吉野熊野国立公園、南紀熊野ジオパーク、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のエリアであり、この地域独特の荒々しい海岸美と太平洋を望む景勝地。また、黒潮で育まれたカツオやイセエビなどの食の特産品も豊富なまちでもある。この宿泊拠点を活用し、道の駅とも連携しながら、今まで以上に多くの皆さんにお越しいただけるよう、県では串本町、すさみ町、商工観光関係団体などと協働して、受け入れ体制の整備や認知度向上の取り組みを進めていきたい。

▪️鈴木英敬・三重県知事
 三重県から御浜町と大台町の2か所が選定されたことは大変うれしい。御浜町は熊野灘を望む温暖な気候を生かし、年中みかんのとれる町として有名で、みかん狩りや世界遺産熊野古道ウオークなどが楽しめる。大台町はユネスコエコパークに登録の大杉谷と日本一の清流宮川など雄大な自然に囲まれた地域でアウトドア体験が満喫できる地域。今後、世界中から多くの旅行者に、三重にお越しいただき、楽しんでいただけるよう、このプロジェクトの成功に期待したい。

和歌山・三重両県内の開業予定地
・串本町
 施設名:くしもと橋杭岩 室数:96
・すさみ町
 施設名:すさみ 室数:80
・田辺市
 施設名:場所選定中 室数:66
・御浜町
 施設名:パーク七里御浜 室数:57
・大台町
 施設名:奥伊勢おおだい 室数:72

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