再認定に向け現地調査
南紀熊野ジオパーク
地域が誇る貴重な地質遺産

 日本ジオパークの審査機関「日本ジオパーク委員会」(JGC)による、南紀熊野ジオパーク再認定のための現地調査が5日から8日にかけて行われた。JGC委員の渡辺真人さん、調査運営部会会員の岩本直哉さん、現地審査員の臼井里佳さんが、和歌山県紀南地方9市町村にある南紀熊野ジオパークエリアのうち数か所を巡り、地質遺産の保全状況や活用の仕組みと取り組み、前回審査時からのジオパーク活動の進展状況などを確認した。

城跡からの見晴しを堪能する一行

城跡からの見晴しを堪能する一行

 南紀熊野ジオパークは、2014年8月28日に日本の誇る貴重な地質遺産として日本ジオパークに認定された。日本ジオパークの認定を維持するためには、4年に一度、再認定のための調査を受ける必要があり、今回の現地調査はそのためのもの。
 このため、南紀熊野ジオパーク推進協議会は9月13日、JGC事務局に現況報告書や自己評価表などを提出、これを受けたJGCによる現地調査が始まった。今回の調査などを通じ、再認定が妥当かどうかを総合的に判断し、来年1月18日に方針が決まる予定。
 調査では、渡辺さん、岩本さん、臼井さん一行が、エリア内の首長や担当職員、ツアーガイドらに聞き取りしたり、ツアーを視察したりして現状の把握を行った。
 7日の調査では、まちなかジオツアーとして那智勝浦町の「ゆかし潟」、時空の旅として新宮市の「新宮城跡」やその周辺を見てまわった。その後、ときの道ウオークとして同市熊野川町嶋津の「筏師の道」を散策した。
 このうち、新宮市では、南紀熊野ジオパークガイドの福辻京子さんと石坂容子さんが「時空の旅〜タイムマシーンに乗って〜」と題した、熊野川の川舟下りと新宮城跡を巡るツアーの一部を紹介。新宮城跡での解説では、城の石壁などに焦点を当て、新宮市の誇る史跡の魅力を伝えていた。
 新宮城跡に到着する時間が予定より遅れたため、福辻さんらはガイドの内容を一部変更して案内、本来の時間通りに終えることができた。福辻さんは「ガイドとして一番大切なのは”終わり”の時間。案内が遅れると、その先の予定に影響する。お客さんの一番大切な”時間”を気にして仕事することが重要」とし、「ガイドをする中で、お客さんが何に興味を持ってくれているかを把握しなければいけない」と語った。
 その場所の説明だけでなく、安全に歩くことができるかも重要で、石坂さんは、この日のために現地を10回以上下見したという。

1・2石階段を踏みしめる

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