催しの日程調整へ知恵絞れ

 3日の文化の日と4日の日曜日、当地方ではイベントが目白押し。主なものでは、新宮市人権啓発講演会(3日)、紀宝町内3神社のまつり(3日)、紀和ふるさとまつり(3日)、御浜町制60周年記念陸上自衛隊第10音楽隊コンサート(3日)、太地浦くじら祭(4日)、北山村「じゃばら収穫祭」(4日)、御浜町みかん祭り(4日)、紀南吹奏楽のつどい(4日)、これに市町の文化展や各中学校の文化祭、スポーツ大会などもある。
 家族連れで楽しめるものが多く、どれに行こうか迷うという声も多く聞こえてくる。逆の言い方をすれば、行きたいけど行けなくて残念な思いをする人もいるということだ。
 イベントが多いことは地域の活気につながるため望ましい。地元内外から集客できれば、地元のPRにつながるだけに、主催者はできるだけ多くの来場者を迎えたいという強い思いがあるはずだ。しかし、今回のような重なりがあると、希望するだけの集客ができない可能性が高くなる。主催者側、来場者の双方にとってメリットは少ない。
 スポーツの秋、文化の秋と言われるこの時季、どうしてもイベントが集中するのは以前から指摘されていることだが、自治体が主催あるいは補助金等を出して実行委員会が運営しているものが多く、何とか日程調整がつかないものか。
 9月、10月に前倒しすれば地域の秋まつりと重なり、後ろにずらせば寒さがつらい時季になってくる。非常に難しい課題ではあるが、どのイベントも準備から運営まで、携わる人たちはさまざまな面で苦労しているだけに、当日は大勢の人に訪れてもらいたい。
 毎年行われているイベントであれば、互いの開催日程は分かるはず。まずは事務レベルで来年度の開催に向けて事前調整を図ってみてはどうか。イベントが比較的少ない5月や6月などへ思い切って移行することも一つ。
 医療や消防などの分野で広域行政をとっている自治体もあり、ほかの地域に比べて"横の連携"はお手の物のはず。縦割りの考えでは住民サービスは行き届かない。かゆいところに手が届くサービスこそ、本来住民が求めているもの。地域全体の活性化のために、知恵を絞ることが必要だ。
(平成30年11月3日付 紀南新聞掲載)
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