大斎原で和太鼓や踊り
八咫の火祭り 「本宮の祭りに定着」

御幸道を大斎原に向かう平安衣装の女性ら

御幸道を大斎原に向かう平安衣装の女性ら

 田辺市本宮町で13日、「八咫(やた)の火祭り」が行われた。主催は同実行委員会。八咫烏が神武天皇を熊野から大和へ導いた神話にならい、人々を幸福に導く祭りとして、20回目を迎えた。毎年8月開催だが、今年は熊野本宮大社創建2050年を奉祝し、例年春に営む「湯登神事」を再度開いた同日に行われた。
 夕刻に拝殿で忌火授与式後、鉄製の「炎の神輿」が出発。山伏、神職、氏子総代、楽人、湯登神事に参加した稚児と父親ら10組、神輿を担ぐ白張姿の男性、平安衣装の女性や関係者ら計約120人の行列が、大鳥居前の御幸道を旧社地・大斎原(おおゆのはら)へ向かった。
 石祠前では祝詞奏上などの後、祭神が憑依する様を表す「八撥(やさばき)神事」を斎行(さいこう)。稚児が総代の太鼓と楽人の笛に合わせ、左・右・左の順に3回ずつ回った。九鬼家隆宮司らのあいさつ後、地元の和太鼓集団・奥熊野太鼓が出演。書家の柏木白光さんとのコラボレーションもあり、柏木さんが和太鼓演奏に合わせ気迫を込め、屏風に大斎原の「斎」と、大地の神の魂を表す「魂」の2文字を揮毫(きごう)した。
 「熊野八咫踊り」(天の舞、地の舞)では奥熊野太鼓が伴奏し、関西大学の学生や堺市の小学生と来場者が、炎の神輿を囲んで踊った。最後は各被災地の復興や人々の幸せを祈念し、「八咫花火」が打ち上げられた。
 みなべ町の中早大輔さん(37)は、息子の蒼真くん(2)と湯登神事から参加。「最後まで文句を言わずに乗り切った。春の湯登神事に双子の弟が参加して、親として年2回参加できて感謝しているし、自分にとっても記念になった」と話した。また、小渕宇津比古委員長(70)は「本宮の祭りとして定着して、皆さんのおかげで20周年を迎えられた。これからも続けていきたい」と話していた。

奥熊野太鼓の演奏に合わせ書家の柏木さんが揮毫

奥熊野太鼓の演奏に合わせ書家の柏木さんが揮毫

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