登録有形文化財の亀屋旅館
災害ボランティアの協力求む

床下の泥出しに取り組む 小淵さん(右)とボランティア

床下の泥出しに取り組む
小淵さん(右)とボランティア

 先月の台風20号で甚大な被害を受けた田辺市本宮町川湯の亀屋旅館は、災害ボランティアを募集している。これまでも近隣住民やボランティアが床下の泥出しなどを行ってきたが、建物左半分の床下の泥が残っており、多くの協力者を必要としている。
 亀屋旅館は江戸末期から続く老舗で、本館は築90年。入母屋造桟瓦葺の木造2階建てで、国の登録有形文化財になっている。8月23日夜、同区を流れる大塔川が氾濫し、床上約2メートルの浸水被害を受けた。土壁も崩れ、2階への階段9段目まで浸水した。建物の保全には、床下に堆積した泥を全て撤去する必要がある。
 亀屋旅館主人の小淵誠さん(42)は台風当時、水の上昇が早く畳を上げるのが半分間に合わず、胸まで浸かって荷物を上げ、2階へ避難したという。水が引くと約10センチの泥が堆積しており、復旧に多くの人の協力が必要だった。和歌山県商工会青年部連合会有志や大勢のボランティアが浸水した荷物を運び泥かきをして、復旧に尽力した。フェイスブックを見て県外から来た人もあり、川湯温泉恒例「仙人風呂かるた大会」出場者も、ニュースで知って駆け付けた。だが約3週間たった今も、玄関下と6畳3部屋分の泥出しが残っている。
 ボランティアの作業時間は、午前9時から午後4時頃まで。床下にもぐって泥をかき出し、泥を入れたバケツを運ぶ作業もある。午前のみ、午後のみでも参加可能。小淵さんは「週末15日からの3連休に多くの人に来てもらい、一気に作業を進めたい。せまい床下に何人も入れないのでバケツリレーになると思うが、人は多ければ多いほどいい」と協力を求めている。平日の参加者も少ないので募集中。
 なお、ボランティアの際は汚れても大丈夫な服装で、長靴、軍手、ゴム手袋などが必要。泥かきに必要な道具は多少あるが、じょれんや園芸用スコップなど、持参歓迎。連絡先は小淵さん(電話090・5468・3260)まで。

浸水被害があった亀屋旅館本館(9月12日撮影)

浸水被害があった亀屋旅館本館(9月12日撮影)

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