真心で笑顔のあいさつ
職場体験控えた中学生に講話
「仕事は全て人の役に立つ」

 新宮市立熊野川中学校で10日、職業講話が開かれた。中学2年生の生徒11人(男子9人、女子2人)が、熊野川町赤木の福祉施設「杉の郷」の施設長・橋上慶一さんが話す、あいさつの重要性や仕事のやりがい、大切さなどを学んだ。

仕事の大切さを訴える橋上さん

仕事の大切さを訴える橋上さん

 生徒は19日(水)〜21日(金)に職場体験を予定しており、今回はその事前講習。
 この日の講師を務めた橋上さんは「熊野川中学校へ来ると生徒のみんなが『こんにちは』とあいさつしてくれる。気持ちがいい。体操服を着ていたのに制服に着替えて、この授業に臨んでくれた。大切なマナーが身についている。真面目で素晴らしい」と生徒や教職員らをたたえた。
 あいさつは相手の目を見て、真心込めて、笑顔で行うと述べ、生徒は「こんにちは」「ありがとうございます」とあいさつの練習。次いで、丁寧な言葉づかいが大切と教えた。「こんちゃー」や「あざぁっす」などの若者言葉では社会では通用しないと強調した。
 橋上さんは、生徒が予定している職場体験の動機を「釣りが好きで紀南釣具センターへ行く」、「人を助ける仕事がどれほど大切なのか知りたい」、「何となく」、「お菓子づくりに興味があった」などを聞き取り、「必ず一つは体験で感じ取ってください」と呼び掛けた。
 「どんな仕事でも楽な仕事はない。助けるということは、人の役に立つということ。みんなのために役に立つというのが仕事。今の時点で分からなくても、何かを感じることができる。がんばれば相手に伝わる」と語った。
 「杉の郷」が大切にしている4つの目標、
 ▷いのちを大切にし、健康な心とからだづくりに努めます
 ▷一人一人の人格を尊重し、どんなに重い障がいがあっても、明るくいきいきとした生活を目指します
 ▷一人一人の能力、可能性を最大限に発揮できるように努めます
 ▷家族、地域の人との交流を深め、開かれた施設に努めます  ―を紹介。
 次いで、5つの約束、全職員は援助者であり、施設の主人公は利用者である
 ▷全職員は、重い障がいがあっても、成長、発達への確信を持ち、根気強く接すること
 ▷虐待は認めない
 ▷全職員はつねに、あわてない、しからない、笑顔をたやさない
 ▷全職員はつねに、助け合い、協力しあい、自覚と責任をもって行動する  ―と宣言した。
 それぞれの目標と約束をかみ砕いて、職場体験に通じることと生徒らに解説。「おもしろくない、つらい時、友達や先生が応援してくれるから生きていける。誰かのお手伝いをするのが仕事。誰もが一人では生きることはできない。相手に喜んでもらえる仕事をする。目標を持って、階段を一段ずつ登ってください。優しく、人に寄り添ってください」と橋上さんは最後に訴えた。
 垣本翼くんは「スポーツが好きなので、シモジスポーツで職場体験を予定している。橋上さんが語ってくれた『4つの目標』と『5つの約束』が印象に残った。胸に刻んで職場体験に活かしたい」と目を輝かせた。
 担任の平瀬翔太教諭は「職場体験を迎えるにあたり、大事なことを端的に教えてもらい、本当によかった。生徒も熱心に聞いていた。全員が質問をしていた。積極性が出ていて、うれしい」と目を細めた。 

2・熊野川中職業講話2

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