災害想定 屋内外で訓練
紀宝町ボランティアスクール

5・ボランティアスクール1 2 紀宝町社会福祉協議会は8日、町福祉センターで「第4回ボランティアスクール」を開いた。「キャンドルづくり、飯ごう炊さん」をテーマに町災害ボランティアコーディネーター11人のサポートを受け、小学4年から中学3年生までの7人が災害時の屋内外活動に取り組んだ。
 ボランティアスクールは、福祉は特別なことではなく、自分たちの身近にある「ふだんの暮らしを幸せに」を感じる体験をする。また、子どものころから福祉に携わることで関心を持ち、生活の中や社会の中で役立つよう学ぶことを目的に全5回実施する。

■キャンドル作り

6・ボランティアスクール2 今回、町には災害ボランティアコーディネーターがいることを知る。災害時を想定し、昼食を工夫して作る。廃油を使ったキャンドルを作り、環境について考えることを目的に、停電した時の灯りの確保と野外での調理方法を児童と生徒らが学んだ。
 はじめに、同コーディネーターの久原章作委員長が、「停電で電気が復旧しない場合の灯りづくりと、ガスや電気がストップしたときのご飯づくり。この2点が災害時で一番大事なこと。今日はこの大事なことをしっかり学んでください」とあいさつ。
 最初に、灯りを確保するため、廃油キャンドルづくりにチャレンジ(下記参照)。
 児童と生徒はバニラ、ローズ、フォレストディープの3種類から好みのアロマオイルで香り付けし、色とりどりのクレヨンで色付け、色鮮やかな廃油キャンドルに仕上げた。色を変え2層や3層のキャンドルにも挑戦し、見事な出来栄えに満足した様子だった。

■飯ごう炊さんも体験

7・ボランティアスクール3 続いて、屋外に出て、男子は火起こしに続き、飯ごうの内蓋は摺り切りで2号と計量方法を学び、4号の米を飯ごうに入れ米を研ぎ、水を注ぎ蓋をし、飯ごうを竹に通し、焚火の上にセッティング。うちわであおぐなどして炊き上がりを待った。
 女子は豚汁の具材をカット。左手を猫の手で添え、器用に人参や大根、白菜などを包丁で刻んだ。釜炊きの鍋に豚肉や刻んだ野菜を豪快に入れ、燃え盛る焚火の炎でグラグラと煮たてた。具材に火が通ると味噌を溶かし入れ、味を調え、熱々の豚汁を完成させた。
 ご飯も炊きあがり、飯ごうを裏返し、薪(まき)で底をトントンと叩(たた)いて、蒸らした。蒸らし終わると、飯ごうの蓋を開け、ツヤツヤのご飯と底にはおこげが、上々の出来上がりに「うわー、うまそう」と歓声を上げた。

 降雨のため、室内に場所を移し、炊き立てご飯と豚汁で「いただきまーす」と元気いっぱいに声を出し、新米とおこげ、豚汁を味わい「おいしいー」と舌鼓を打った。児童と生徒らは「フ―フ―」「ハフハフ」と旺盛な食欲で平らげ、おかわりで満腹となった。
 食後はデザートのかき氷が振る舞われ、「甘くて、冷たーい」と大はしゃぎ。「かき氷は別腹よ」と、こちらもおかわり。好みのシロップを2〜3種類ミックスしオリジナルのかき氷を楽しんでいた。
 ボランティアスクールで出会い仲良くなったという、中家歩璃さん(成川小5)と野田藍子さん(鵜殿小5)は、「野菜を切るのとキャンドルづくりが楽しかった。停電になった時はキャンドルを灯し、食事も飯ごうで作れる。おじいちゃん、おばあちゃん用のたくあんの切り方も覚えた。自分のおじいちゃん、おばあちゃんに食べさせてあげたい」と口をそろえ、目を輝かせた。

ー 廃油キャンドルの作り方 ー
【材料1個分】
 ▽廃油100ミリリットル
 ▽油凝固剤9グラム
 ▽クレヨン2センチメートル
 ▽アロマオイル適量
 ▽広口ビン1個
 ▽タコ糸10センチメートル
 ▽割りばし2本
【下準備】
 廃油は使う前にろ過する。廃油を80度に熱し、油凝固剤を加える。
【作り方】
 ①、タコ糸を割りばしにはさむ
 ②、①のタコ糸を油に浸し、油を沁み込ませる
 ③、好きな色のクレヨンを、はさみかカッターで削る
 ④、紙コップに油凝固剤を溶かした廃油約100ミリリットルと③を入れる
 ⑤、④を割りばしでかき混ぜ、クレヨンを溶かす
 ⑥、アロマオイルで香りを付ける
 ⑦、ビンの上に②を置く
 ⑧、⑤を広口ビンに注ぐ
 ⑨、固まったらタコ糸を切り完成。

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