子ども目線で行政に質問
紀宝町 小中学生19人登壇

 「平成30年度紀宝町子ども議会」が8月30日、役場議場で開かれ、町内小中学校の19人(小学校15人、中学校4人)が「子ども議員」として登壇した。本物の議会同様に西田健町長はじめ各課の担当者がいる中、子ども議員は、それぞれの目線でいまの紀宝町に必要なこと、取り組んでほしいことなどを訴えた。

2・大江くんが率直な意見を述べる 子ども議会を通じて、役場や議会の仕事について理解を深めるとともに、これからの紀宝町について質問や提案を行うことで子どもの主体性を育んでいく毎年恒例の取り組み。本番を前に、子ども議員は事前学習を行っており、役場や議会の仕組みや役割を学んでいる。
 榎本健治議長が開会宣言。子ども議員を歓迎するとともに、「この議会で質問するために一生懸命質問を考えられたと思います。緊張していると思いますが、自信を持って発言して」と呼び掛けた。西田町長は「夏休みの締めくくりとなる貴重な機会です。議会は町民が豊かに暮らせるためにはどうすればいいのかを議論し、予算や条例などを決める場所。これからの未来のために、いただいた意見を私たち当局も真剣に考えたい」と話した。
 この後、さっそく子ども議員による一般質問が始まり、子育て支援、広報きほう、大里親水公園、米作り、高齢者福祉、道路の補修、避難所などさまざまな観点から当局に疑問が寄せられ、より良い方向に向かうよう意見が交わされた。
 井田小学校6年の大江拳志くんは、子育て支援環境に関して質問。母親ではなく、父親も参加しやすいような環境作りの整備を求めた。西田町長は、紀宝町では、生まれてくる子どもを迎える準備を進める風呂に入れる練習などを行う「パパママ教室」があることを紹介し、「子育てはお母さんだけの仕事ではなく、お父さんも参加して一緒にやること」と述べた。
 相野谷中学校3年の西嶋那奈さんは、広報きほうについて「小中学生がもっと興味を持って読めるような取り組みを」と求めた。町の出来事を「カメレンジャー」が登場する漫画で表現したり、広報が見られるスマートフォンアプリがあることをもっと広めたりしてほしいと提案。企画調整課の稲葉祐二課長は予算内でできそうなことや難しいものを説明し、「誰もが読みやすい広報になるよう、今後の広報作りの参考にしたい」と述べた。
 また、相野谷小学校6年の田中楓さんは、大里地区にある親水公園の広場に滑り台やブランコなどの遊具設置を要望。これを受け、南行晃住民サービス担当理事は、増水時に親水公園を流れる相野谷川の越水が懸念されることから、水害の危険性が考えられる場所であるため、遊具の設置は難しいと説明した。

▽本年度の子ども議員(敬称略)と質問のテーマ
 ①大江 拳志(井田小6)
  「子育て支援について」
 ②西嶋 那奈(相野谷中3)
  「小中学生にも読みやすい広報きほうとすることについて」
 ③田中  楓(相野谷小6)
  「親水公園の施設整備について」
 ④山本亮太朗(鵜殿小6)
  「コンビニ収納について」
 ⑤石垣 綾菜(井田小6)
  「紀宝町の米作りについて」
 ⑥小倉 優利(矢渕中2)
  「鵜殿体育館のクーラー設置について」
 ⑦岡本 怜奈(鵜殿小6)
  「高齢者の方がもっと元気になる高齢者と子どもの交流について」
 ⑧鈴木 望佑(井田小6)
  「井田小学校バス停付近の道の補修について」
 ⑨谷口 天音(成川小6)
  「紀宝町の施設の管理について」
 ⑩速水 勇気(鵜殿小6)
  「素晴らしいと思う紀宝町の水道について」
 ⑪杉浦 一輝(井田小6)
  「避難所の増設について」
 ⑫正木 杏里(鵜殿小6)
  「高齢者と子どもが一緒に踊れる教室を開催することについて」
 ⑬大川 遥也(井田小6)
  「紀宝町で行われる稚魚の放流について」
 ⑭太田 伊織(鵜殿小6)
  「紀宝町のお金が足りない時の対処について」
 ⑮伏野 瑠奈(矢渕中2)
  「まなびの郷で中高生向けの映画を上映することについて」
 ⑯亀石 沙來(神内小6)
  「猫の保護について」
 ⑰産屋敷 愛(相野谷中3)
  「自転車が安心して通ることができる道を作ることについて」
 ⑱大前 太暉(成川小6)
  「中村公園の施設整備について」
 ⑲三石 陽日(鵜殿小6)
  「みんなが楽しめる広報きほうの内容について」

【横2段】本番さながらの緊張感に包まれる議場

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今月のニュース

2018年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

社説

  1. editorial-5-300x220

新聞広告ガイド

名刺印刷承り中

ページ上部へ戻る