那智勝浦町の将来考える
多種多様な業者が座談会

 那智勝浦町の未来を考える「まちづくり座談会」が22日、同町商工会館であった。南紀くろしお商工会の会員で、美容、保険、宿泊、商工観光業などさまざまな業種に携わる「まちづくり部会」の部員ら約20人が出席。商工業を取り巻く環境に再度向き合い、現状を打破していくための方策がないかなど意見を出し合った。また、座談会には堀順一郎町長も参加し、「那智勝浦町の町づくりについて」をテーマに講話した。

1・明るい町づくりに向けて意見を出し合う 開始にあたり、土佐修平部会長が「今後どのように町が進んでいくか、商工会として注目しているところ。多くの意見を出していただき実りあるものにしたい」とあいさつ。同商工会の森川起安会長も、いろいろな意見が交換し会える場になるよう期待を寄せた。
 座談会が始まり、参加者がそれぞれの立場から想いを語り合った。
 中西太志さん(果実販売業)は、商店街を例に、高齢化が顕著であり街灯の取り替えなど設備の維持管理が難しくなっている状況を紹介。街灯が切れて町中が暗くなると安全面にも支障をきたすとして、業者に委託するためなどに使える補助金を整備してほしいと声を上げた。
 成田雅史さん(船具等販売業)は、地元に愛着を持ち、一度離れたとしてもまた戻って来てもらえるような愛郷心を育む教育が必要と考えを述べた。
 大林幸子さん(洋品・雑貨等販売業)は、世界中でブームとなっている「インスタ映え」を取り上げ、空き店舗の壁やシャッターに特徴的な絵を描くなどして写真映えするスポットを生み出していけないかと提案。「人が人を呼ぶきっかけになるのでは」と話した。
 続々と意見が寄せられ、木下勝之さん(マグロ等販売業)は、港の活性化のため国内外問わずマグロ漁船を誘致できるような策を求め、泉富夫さん(観光協会)は積極的なスポーツ誘致が必要、梅田雅之さん(建設業)は町中に点在するトイレの整備を訴えた。
 一方、上松資弘さん(自動車整備業)は「さまざまな意見が出されるのはとても良いことだが、いつもそこからあと一歩が進まない」と課題を示し、堀体制となった今後の那智勝浦町の将来に期待を寄せた。
 参加者の想いを受け、堀町長は他の地域の事例も紹介しながら、町が単独でできるものなのか、あるいは住民と協力してやるのもなのかを吟味し、それを実現するために何が必要かを考えながら、より良い方向に向けて知恵を絞っていきたいとした。役場の若手職員から、同町のインスタグラムを作ることを提案されたことなどを紹介し、SNSを生かした戦略も考えていると明かした。

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