禁止行為 未然に防ぐ
太地町臨時交番が開所
24時間体制で業務

2・業務開始を前に指揮が高まる 太地町でイルカ類など小型鯨類の追い込み漁が9月1日に解禁される。反捕鯨団体等の活動に備え、県警本部と新宮署は21日、安全パトロール班の活動拠点となる「太地町臨時交番」を開所した。来年3月末まで、漁への妨害等に目を光らせ、違法行為には厳正に対処し、町民の安全確保に努める。
 捕鯨を批判的に描いたドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」公開後、シーシェパードをはじめとする反捕鯨団体の活動が同町内で激しくなった平成23年から、毎年、漁期にあわせて鯨類を追い込む畠尻湾前に臨時交番を開所している。今年も女性警察官1人を含むパトロール班7人と、情報採証班・遊撃警戒班5人の計12人を配備し、3交代の24時間体制で業務にあたる。
 開所式には太地町特別警戒本部長を務める坂部義人警備部長や新宮署の大髙圭司署長ら21人が出席。坂部部長は訓示で、昨年は反捕鯨活動家の来町が大幅に減少していることを示した一方、昨年11月に白浜アドベンチャーワールドでイルカショーが中断させられる事案にふれ、依然として予断を許さない状況だと危機感を募らせた。これを踏まえて、坂部部長は警戒警備に万全を期すため、署員に重点3項目、
①違法行為の未然防止、現場検挙の徹底
②関係機関との緊密な連携
③事案発生の際は客観的証拠に基づき、公平中立かつ厳正に対応する
−を呼び掛けた。
 訓示を受け、署員らは早速警察車両5台に乗り込み、町内の見回りに出発した。
 県警によると、昨年度(8月末〜3月上旬)は国内外問わず約50人の反捕鯨活動家と見られる人の来町を確認したという。平成23年には暴行容疑、同24年には器物損壊容疑で逮捕者が出ている。昨年1月にはイルカのいけすの網が切られる事案があった。

3・巡回に出発する警察車両

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