払い下げ陳情 採択
市役所西側駐車場
市議会総務建設委
市当局精査後、議案提出へ

 新宮市議会は21日、市役所委員会室で総務建設委員会(松本光生委員長)を開いた。2度にわたる継続審議となっていた市役所西側駐車場の払い下げに関する陳情について議論し、賛成多数(賛成5、反対1)で採択した。今後、市当局が細部を精査し、議案として市議会に上程される見通し。

1・市議会総務建設委員会 昨年11月に浜野皮膚泌尿器科(同市井の沢)から市議会に対し、病院施設を拡大するために市役所西側駐車場の一部払い下げを求める陳情が提出されて以降、同委員会で議論が交わされてきた。2度目となった5月の委員会では、行政財産の駐車場を売却することを慎重に判断すべきとする委員の意見、願人の希望する土地の時価や広さなどの詳細の調査や市民への説明等が必要との市当局の見解もあり、継続審議となっていた。
 市当局の説明では、現在の病院施設では狭く、患者にも迷惑が掛かっていることから、払い下げた駐車場に新たな施設を建て、環境を改善したい考え。西側駐車場の全面(約850平方メートル)が好ましいが、その約半分(約400平方メートル)を希望面積としているという。
 さらに願人からは、庁舎正面の東側にある土地(民有地と一部市有地)を購入し、盛土して、自身が希望する面積の駐車数と同等の駐車場を整備するという代替地の提案があることを明かした。市当局は「この提案をもとに精査していきたい」と述べた。
 委員からは「願人が確保し用意する土地と売ってほしいという駐車場の面積は同じなのか」との声があり、当局は「提案分の用地は約面積300平方メートル。希望(半分)する面積と比較すると70〜80平方メートル少ない」と説明。向井雅男副市長は「同じ面積の確保となれば、交換ということになるかと思う。それには(議会の)議決がいる」と話した。
 また、福田讓委員からは「西側駐車場から庁舎までの道路には(目前に)横断歩道がないので危険もある。願人が提案している代替地により、第一駐車場が拡大されることで市民の安全性が増すのはメリットでは」と主張した。
 市当局によると、提案分の土地は希望分と比べ面積は少ないが、駐車台数は希望分と同等ほど確保できるという。田岡実千年市長は「具体的にいうと駐車場半分で15台分の面積がなくなる。願人の申し出ている土地は15台確保できると聞いており、来庁者の利便性は落ちないと考えている」と見解を示した。
 一方、委員からは「代替地と希望分の面積は一致しないといけない」、「市がプラスになるようにし、デメリットは防ぐ必要がある」、「周辺にも同様の土地があるのでは」などの意見も出た。
 大西強副委員長は「市の財産を取得、処分するにも議決が必要。裏の土地を取得するのは別の案件。市民のためを考えると西側駐車所を売ればいい」と述べ、交換となった場合に財政の増加につながらないことに苦言を呈した。

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