本宮大社で歌唱と朗読奉納
高橋さんと及川さんら「魂」語る

【横2段】魂が還る場所 田辺市本宮町の熊野本宮大社で18日、創建2050年奉祝記念行事「魂が還る場所〜熊野からのメッセージ〜」が開催された。歌手の高橋洋子さんの歌唱奉納、作詞家の及川眠子さんの朗読奉納と、九鬼家隆宮司を交えてトークショーが行われた。
 高橋さんはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」などで知られ、各地の神社で歌を奉納している。この日は始めに拝殿回廊を舞台に、「君が代」を歌唱した。トークでは両親が福島県出身で、縁あって福島復興応援ソング「魂と呼ぶもの」を歌ったエピソードを語った。福島からは「震災があったことを忘れてほしくない」という声があり、「そのことを歌っていくのが私にできることではないか」と、作詞を及川さんに依頼したという。
 及川さんは和歌山市出身。「残酷な天使のテーゼ」、Wink「淋しい熱帯魚」などの作詞で知られる。この日のテーマ「魂」について福島やさまざまな被災地に思いをはせ、「たくさんの方が亡くなった。いきなりここにいた人がいなくなることの喪失感は、本当に何とも言えない」また、「亡くなられた方の魂は、残された人の中にある、その人への思い。忘れないでいる限り、魂は生き続けるということを私は伝えたい」と語った。
 九鬼宮司は「熊野は蘇り再生の地。亡くなられた方の魂が、熊野に還ってくる。(本宮は)来世の守護を祈る場所」と、熊野信仰について言及。「お二方は大使というにふさわしい。2050年を機に、多くの方々に和歌山・熊野を発信していただければ」と希望した。
 高橋さんはこの日の出会いに感謝し、「熊野からいただいたエネルギーが皆さんの中にいる大事な人、いろいろな思いを持った人に届いて、世界中に広がったらいい」と述べた。
 最後に「魂と呼ぶもの」の奉納があり、及川さんが思いを込めて、歌詞を朗読。続いて高橋さんが同作品を歌唱し、情感を込めた歌声が、境内に響き渡った。最後に九鬼宮司から、奉納証が授与された。
 また、高橋さんらは前日に、熊野市で熊野大花火大会を鑑賞。今まで見た花火の中で一番きれいで、メッセージ花火にも心打たれたという。同行した熊野市の野地真美さんは「心が洗われるような美しい歌声だった。詞の内容と歌に感動しました」と話していた。

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