介護受けない暮らしを
那智勝浦町で健康講座
温泉病院の医師らが講話

【横1段半】健康への意識を高める参加者 那智勝浦町教育委員会、同町立温泉病院、地域包括支援センターによる町民健康講座「介護を受けずにイキイキ健康に暮らすために〜貯金もいいけど貯筋(筋肉)もね〜」が20日、同町体育文化会館であった。同町立温泉病院の山本康久院長が進行役となり、同病院の医師や役場職員が「フレイル・サルコペニア」や「貯筋」などをテーマに講話。約90人が専門家による知識を踏まえた話に耳を傾け、自身や家族の健康について見つめ直した。
 この日は▷研修医の川本有輝さんが「フレイル・サルコペニアって知っていますか?」▷理学療法士の荒木昇平さんが「貯筋の正体を教えます、貯め方も伝授いたします。」▷山本康久院長が「美味しく食べて、貯筋ができるコツ」▷保健師で役場福祉課の坂口千恵子さんが「イキイキ健康サロン便り」−の4つを題材に話した。
 あいさつに立った岡田秀洋教育長は、平均寿命、健康寿命、平均余命などの言葉があるが、いずれも身体、精神、社会的要素に強く関係しており、これらを延ばすためには運動、栄養、社会参加のバランスが求められると話した。
 このうち、川本さんの講話では、日本の現状について、人口の4分の1が65歳以上の高齢者で、高齢者の6人に1人が介護の必要な状況であると前置きされ、「フレイル」「サルコペニア」について解説された。
 フレイルとは、加齢とともに体力、気力の余力が低下した要介護予備群の状態を指し、身体、精神、社会的要素がフレイルとなる原因。フレイルであるかどうかを調べるチェック項目(別枠)があり、川本さんは、このうち0個は健康、1〜2個はフレイルの前段階で、3つ以上該当するとフレイルだとした。一方、サルコペニアとは、加齢などにより筋肉量が低下する状態を指す。この状態であるかどうかは、3項目の診断基準(下記)で判断できる。
 これらを防ぐためには、スクワットや腕立て伏せといった「レジスタンス運動」や、ウオーキングや水泳といった「有酸素運動」のほか、栄養のある食事(タンパク質)が欠かせない。川本さんは「いつまでも健康で若々しくいるために、適度な運動と栄養のある食事を心掛けて」と呼び掛けた。
   

<フレイルチェック>
①半年に2〜3キロ体重が減った
②わけもなく疲れている感じがする
③身体活動量の低下(外出の回数が減った)
④歩行速度の低下(青信号が渡りきれない)
⑤握力、筋力の低下(ペットボトルが開けにくい、階段がつらい)

<サルコペニアチェック>
①両手の親指と人差し指で輪っかを作り、ふくらはぎの最も太い部分を囲んだ時に隙間ができる
②椅子に座った状態から、片足で立ち上がれない
③横断歩道を青信号で渡りきれないことがある
【顔1段】川本さん

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