特殊詐欺被害を未然防止
コンビニ店員の高校生に感謝状
紀宝署「警察あげて喜んでいる」

4・感謝状を受け取る仲川くん 紀宝署は2日、特殊詐欺被害を未然防止したとして、ファミリーマート紀宝鵜殿店のアルバイト店員で三重県立木本高校2年生の仲川聖哉くん(17)と同店店舗責任者の鈴木大史さん(23)に対し、感謝状を贈呈した。
 同署によると今月10日、50代女性の携帯電話に大手インターネットサイトをかたる人物から「有料コンテンツの未納が発生している。本日中に連絡がない場合は法的手続きを取ります」などの内容のショートメールが届いた。
 女性は支払いのため同店を訪れ、仲川くんが応対。女性が慌てた様子で電子マネーカードを「10万円分ほしい」と言い、日ごろ、オーナーや店長から特殊詐欺についての対応を受けていた仲川くんは、特殊詐欺の可能性やその事例等を説明し、女性を落ち着かせて説得。被害を未然に防いだという。女性はその後、今回の件とその感謝について一報を入れ、感謝状贈呈に至った。
 来月でアルバイト歴1年を迎える仲川くんは「普段、テレビやインターネットで見る手口と同じで、金額が高額だったため、おかしいと思った。被害を防ぐことができて本当によかった。今後もうちのお店でお客さまが詐欺に遭うことがないように気をつけて声掛けをしていきたい」と語った。
 鈴木さんは「高校生なのにここまで対応できて、本当にすばらしい。この件があって以降、日ごろの声掛けを徹底するように皆に言っている」と話した。
 島田満署長は「大手企業の電子マネーを使った特殊詐欺の発生が多い。最後の砦(とりで)となるところでよく、止めてくれた。被害者の方も対応に喜んでいた。地域の安全、安心に貢献していただき、警察をあげて喜んでいる」と評価した。
 三重県警によると、高校生が特殊詐欺の未然防止に関わった案件は、昨年四日市市での1件を含めても、非常にめずらしいとしている。
 なお、三重県内の7月末現在の特殊詐欺発生件数は64件(昨年対比44件減)で被害総額が2億5580万円(8880万円増)。同署管内での発生はない。

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