農山村活性化へ連携
飛雪の滝百姓塾
愛知の企業と稲刈り

3・浅里地区の稲刈り1 三重県の仲介で「農山村活性化の取組に関する協定」を結んでいる、紀宝町浅里地区の農事組合法人飛雪の滝百姓塾と愛知県名古屋市の岡谷鋼機株式会社による合同稲刈りが18日、百姓塾が管理する同地区の水田であった。同社の社員や子ども18人が参加して、百姓塾のメンバーから手ほどきを受けて汗を流した。
 農山漁村と企業が結びつくことで双方がメリットを受けられるようなよりよい共生関係の創出を目指して、県が平成24年度から取り組んでいる「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」の一環。両者は同27年4月25日に協定を結んでおり、同地区で田植え、稲刈りなどの農作業のほか、農山村活性化に向けた協働活動を行っている。
 この日刈り取ったのは、今年4月19日に同社の新入社員が植えた同地区独自のブランド米「結びの神」。同地区長で百姓塾の木下起査央代表によると、2反で約15俵の収穫を見込んでいるという。稲の様子を聞くと、暑さのせいで例年より軽くなってしまっている印象で収穫時期も早めだという。収穫されたものは、精米され道の駅ウミガメ公園や紀の宝みなと市などで販売される。
 父親とともに稲刈りを行った戸石一颯くん(6)は「最初は難しかったけど、いっぱいとれて楽しかった。カエルがたくさんいた」と笑顔で話した。
 同百姓塾は、浅里の農業と地域の活性化を目指し、共同作業や施設の共同管理を行うため平成18年に設立された組織で、3年前の2月28日に法人化した。メンバーは地区内の水稲生産者や農地所有者ら。
 岡谷鋼機は1669年に名古屋で創業して以来、鉄鋼、情報、電機、産業資材、生活産業など、さまざまな分野で活動している商社。「グローバル最適調達パートナー」を理念に、世界各国でグループ会社とともに新たなビジネスを展開したり、商品を生み出し続けたりしている。
 平成23年に紀伊半島大水害によって大きな被害を受けた同地区の災害復旧支援のため、岡谷鋼機の社員らがボランティア活動を行ったことで両者につながりが生まれ、災害復旧後も交流が続いている。

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