今夏締めくくる風物詩
準備から運営まで手づくり
子どもも伝統に触れる
佐野柱松「30回、50回とさらに努力」

 新宮市佐野地区に明治時代から伝わり、平成5年に復活した伝統の「第26回佐野柱松」(同実行委員会主催)が18日、新宮港第二期緑地公園であった。当初16日の予定だったが、雨による会場コンディションの関係で延期となっていた。御柱目掛けて、松明(たいまつ)を豪快に投げ入れる様子を見ようと、約7000人(主催者発表)が訪れた。

1・佐野柱松子ども

 佐野柱松は五穀豊穣(ほうじょう)、害虫駆除、家内安全などを祈願して開催している。準備から運営、後片付けまで手づくりで行うのが特徴。昨年は大雨に見舞われたが、平成として最後となる今年は雨に降られることなく、昨年のうっぷんを晴らすかのように、それぞれの催しが盛り上がった。
 あいさつで実行委員会の瀬古尊夫会長は「平成5年に復活した柱松は今年で26回目となった。この後、30回、50回といつまでも続いていくことができるように会員一同、努力するとともに、皆さまのご協力をお願いします」と力を込めた。
 子ども柱松では、児童らが高さ6メートルの御柱を目掛けて投げ込んだ。続いて、会員らが「佐野木遣り節」を歌う中、見事な御柱が立てられ、柱松が開始。緊張した空気の中、一般参加者らが勢いよく松明を振り回し、高さ15メートルの籠を目掛け、投げ入れていた。弧を描く炎の幻想的な光景に来場者は注目。松明が籠に入ったと同時に花火が上がり、大きな歓声が沸き起こった。
 子ども柱松で籠に投げ入れた江﨑奏太くん(三輪崎小4年)は「初めて参加したけど、やってみると楽しかった。大人に投げ方を教えてもらった。入った瞬間、やったと思った。また、参加したい」と笑顔だった。子ども柱松は30キロ、大人柱松は60キロの米俵が瀬古会長から投入した2人に手渡された。

2・佐野柱松花火1(どちらか)

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