重要文化財の旧西村家
住宅修理現場を特別公開
9月1日 申し込み受け付け中

6・工事中の旧西村家住宅 新宮市教育委員会文化振興課は新宮市新宮にある国指定重要文化財の旧西村家住宅の修理現場を9月1日(土)午前10時から10時45分まで、11時15分から正午までの2回に分けて特別公開を行う。事前申し込みが必要で各回20人。定員になり次第、締め切る。
 同住宅は平成22年6月に重要文化財に指定。大正期を代表する文化人で新宮生まれの名誉市民・西村伊作が大正3年に自身の設計と監督で完成させた自邸。旧来の家長中心の間取りではなく、家族団らんのための居間と食堂が1階の中心部に置かれた家族生活本位の間取りとなっている。
 日本の近代建築史上、「居間中心住宅」成立に大きな影響を与えた住宅として評価され、国の重文指定を受けた。現在改修中の旧チャップマン邸も伊作の設計。
 築100年が経過し、地盤沈下や破損等が見られる住宅を、新宮市が国と県の補助金を受けて、平成28年度から31年度まで保存修理事業を実施している。修理工事は半解体の手法で行われ、来年6月の完成を目指している。
 現在は住宅全体を覆う「素屋根(すやね)」の中で、破損・老朽箇所の木材部分の修理や屋根の瓦葺きをおおむね終え、左官工事(壁塗り)などの修理を行っている。
 なお、西村一家が東京に引っ越す直前の昭和初期の姿が最も文化的価値が高いとされていることから、その当時の姿に復元するため、修理前にはなかった煙突や円形のバルコニーなどを付加する。
 当日は現場担当者の案内で見学する。特別公開は過去2回実施しているが、今回が最後の公開となる。申し込み・問い合わせは、新宮市教育委員会文化振興課(電話0735・23・3368)。

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