悲惨な記憶 忘れない
終戦記念日に慰霊祭
平和や命の大切さ再確認

 太平洋戦争が終結し73年が経過した。終戦記念日の15日、新宮市遺族会は熊野速玉大社神宝館横の忠魂碑前で「平成30年度新宮市戦没者慰霊祭」を実施した。雨の降る中、西義弘会長をはじめ遺族会の会員や来賓など約40人が出席し、戦場にはせ参じ命を落とした英霊に祈りをささげ、平和への思いを再確認した。

1−1 西会長が追悼の辞を読み上げる 黙とうの後、神職が同所にまつられている英霊を追悼。参列者が順次、玉串をささげて、戦場に散った家族らの冥福を祈った。
 西会長は追悼の辞で「私たちが、平和で、自由で、健康に暮らすことができているのは、戦争で犠牲になられたあなた方のおかげ」と感謝した。長い年月が経ち、戦争を知らない人たちが大半を占めていることにふれ、尊い命を国にささげた諸霊の心情を忘れがちであるとして「先の大戦の悲劇を体験した私どもとして、再びあの悲惨さを後世に経験させることは許されません。尊い犠牲によって灯(とも)された平和の光を決して絶やしてはいけません」と述べた。
 続いて、田岡実千年市長による弔辞。祖国の安泰を願い、愛する家族を案じ、身をもって難に立ち向かって尊い命を捧げた戦没者を思い、今日の平和な生活は、幾多の犠牲と、深い悲しみの中で歩んできた遺族の労苦の上に築かれていることを強調し、「戦争の悲惨さ、命の大切さ、命の尊さを次の世代に語り継いでいかなければなりません」と締めくくった。
 上野顯宮司は、終戦の知らせを聞かされず、29年が経過してからフィリピン・ルバング島から帰国した、和歌山県出身の元陸軍少尉・小野田寛郎さん(享年91)に言及した後、「来年、新たな天皇陛下を迎えて新たな国づくりが始まりますが、平和の灯(ともしび)は決して忘れてはいけません。そのために、日本人は日本人らしく、皆からたたえられる姿を見せなければなりません」と呼び掛けた。

1−2戦没者の冥福を祈って黙とう

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