介護、保育通じ将来の参考に
太地町
夏のボランティアスクール
中高生9人が福祉体験

3・子ども園で園児と触れ合う 太地町社会福祉協議会が取り組む「サマーボランティアスクール」が7月30日に開校した。町内の中高生9人が、8月1日までの3日間、デイサービスセンター「であい」と太地こども園の2施設でボランティア体験を行い、将来の職業選択などの参考にする。
 同日、生徒らは同町多目的センターで開校式と講義に臨んだ後、各事業所に出発。地域の高齢者や障害者、子どもたちなど、多くの人との触れ合いを通じて、思いやりの心を育むとともに新しい自分を見つけていった。
 開校式で町社協の岡本研事務局長があいさつ。「この3日間は皆さんにとってとても貴重な機会になります。ぜひ将来の参考にしてください」と激励した。
 早速講義に入り、保健師で町役場住民福祉課の前田かなみさんが「高齢者・認知症・障害の理解」をテーマに講話した。
 高齢者になると若い時よりも体が自由に動かせなくなるほか、病気にかかりやすくもなる。前田さんは、高齢者の代表的な病気の一つとして「認知症」を紹介。認知症患者との接し方として、優しい言葉をかけてあげることなどが大切だとした。 
 認知症予防には歌や運動などで脳の活性化を図ることが効果的だとして、前田さんは、指先を動かして脳を刺激する簡単な遊びを紹介。「認知症は誰にでも起こりうる身近な脳の病気。認知症の人たちは、"忘れてしまうことを不安がっている"ことを忘れないで」と呼び掛けた。
 続いて、前田さんは障害者との接し方に焦点を当て、「心や体に障害のある人が普段の生活で困ることが不自由なことないように、皆で助け合うことが必要。高齢者も障害者も認知症の人たちを暖かく見守り、時には声をかけて助けてあげてほしい」と強調した。

ボランティアの意義や役割

 前田さんの講話の後、新宮市社会福祉協議会の奥田修子さんが、ボランティア活動の意義や役割を解説した。
 「クリーン作戦」として小中学校などが行う地域清掃や、夏祭りの手伝い、被災地での支援活動、募金、介護など、ボランティアと呼ばれる行為は多岐にわたる。ボランティアという言葉は、日本語では「自主的に参加する人や活動」を指す。また、アメリカでは辞書をひくと「志願兵」が最初に出るとした。
 今年6月下旬から7月上旬にかけて発生した西日本豪雨を例に、奥田さんは、被災地に向けて自分たちができるボランティア活動として、募金や物資を送るほか、SNSで正確な情報を伝えることなどを紹介。これから実際にボランティア活動に取り組む生徒らに心がけてほしい点として
▽無理をしないこと
▽約束とルールを守る
▽相手を尊重する
−を挙げた。

4・「であい」の利用者と交流

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