実践的な災害救命活動
高校生がメディカルラリー
10チーム40人参加

5・紀南メディカルラリー甲子園1 「第3回紀南メディカルラリー甲子園」(寺本泰実行委員長)が22日、御浜町阿田和の紀南病院で開かれた。メディカルラリーとは、医師・看護師・救急救命士等がチームを組み、想定されたさまざまな災害救命現場で模擬患者を診察し、限られた時間内にどれだけ的確に診断と治療を実施できるかを競う競技のこと。今回は甲子園と銘打ち、地元を中心に高校生たちがチームを組み、救急現場の模擬的医療活動に挑戦した。
 この大会は、チーム医療という非日常な体験のなかで、未来をつくる高校生たちに、命の尊さ、学びの喜び、協和の大切さを伝えようという目的で毎年夏休みに行われている。今年は紀南、木本、尾鷲、皇學館、近畿大学附属新宮高校から10チーム40人が選手として参加。大会を支えるスタッフは医療・介護・消防・行政・学校関係者で、前日の事前学習会から合わせると、延べ200人以上がボランティアでサポート。予算は三重県地域医療研修センターや紀南医師会と寄付金から、会場、資器材は紀南病院、熊野消防によって支援されている。
 全国的にも非常にめずらしい大会で、県外からもボランティアや見学者が訪れた。開会式で寺本実行委員長が「今日一日で何でもいいので、何かひとつ思い出に残るようなものを持ち帰って」とあいさつした。
 高校生には事前に自己学習に取り組めるよう、約1か月前から大会独自の学習用テキストを配布、また前日の事前学習会で各想定での活動時に必要な知識、手技、チームワークを養い本番に臨んだ。
 当日は心肺蘇生・各種応急手当・住民レスキュー・津波避難・生命危機ショックの5つの現場想定をラリーし、その合計点を競った。現場ではそれぞれ「炎天下の日のキャンプ地の保健係」「地震が発生した地域への救護活動」など細かく状況設定がされており、その制約の中、限られた時間内にチームの中で役割分担や道具などをチェック。高校生たちは真剣な表情で各自がフル回転しつつ協力し合い、想定課題に取り組んでいた。

6・紀南メディカルラリー甲子園2

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