危険な暑さ続く 十分対策を

 梅雨明け以降、全国的に「危険な暑さ」が続いている。熱中症による死亡事例や救急搬送などが毎日のように発生しており、十分な注意が必要だ。
 熱中症とは、室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分などのバランスが崩れ体温調節ができなくなる病気で、熱中症にかかると体温上昇、体のだるさ、めまい、吐き気、頭痛、けいれんや意識障害などさまざまな障害を起こし、重症になると命にかかわることもある。また、気温が高い、風が強い、湿度が高い、急に暑くなった、という日には注意が必要。
 以前に比べて暑さの質が変わっている。40度に迫る気温だけでも恐ろしいが、加えて湿度の高さで体力を奪っていく。成人でも油断すれば熱中症になる可能性があるが、防御力の弱い高齢者や子どもにとっては本当に危険なものと思って対策をとることが大切。
 気象庁や自治体などは注意喚起に努めているが、「不要な外出を避ける」というのは、なかなか難しいところ。それぞれにとっての有効な対策を講じながら過ごすのが現実だろう。
 熱中症対策には、①部屋の室温・湿度をこまめに調節し28℃を超えないようにする。②のどが渇かなくても、常温かやや低めの温度(5〜15℃)の水分を少量ずつこまめに摂取する。③外出時は締め付けの少ない涼しい服装で、日傘・帽子等を併用して日焼け対策を。④シャワーや冷たいタオルなどで体温を下げる。⑤無理をせず適度な休憩を。⑥日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを心掛ける―などが挙げられる。
 また、親子でアスファルトの道路を歩く場合、大人が感じる気温よりも背が低い子どもは地面からの照り返しの分も受けて体感温度は高くなる。帽子などで直射日光を避けるとともに、可能な限り日陰を選んで歩くなどの配慮が必要になる。
 大阪管区気象台は最新の1か月予報を発表したが、向こう1か月の気温は「高い確率」が70%で、特に1週目は80%になっており「期間の前半は気温のかなり高い状態が続く見込み」と注意喚起している。
 さまざまな対策をしていても「おかしいな?」と感じたときは、無理に我慢せず、すぐに病院へ行くことが最も大切だ。
(平成30年7月21日付 紀南新聞掲載)

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