春夫揮毫の木彫看板
記念館に寄贈
懸泉堂家具一式も
今月末から展示予定

 新宮市立佐藤春夫記念館(辻本雄一館長)は10日、同記念館に寄贈された資料について記者発表を行った。寄贈品は、「春夫揮毫木彫看板『羅武寧(らむねい)』」「春夫揮毫扇面地紙」「春夫揮毫色紙」「絵付け皿」「懸泉堂家具一式」など。

1・佐藤春夫1 中谷忠男の長男である中谷耿一郎氏から「羅武寧」や西脇順三郎の書簡・はがき1式(封書8通、はがき52枚)など計7点が寄贈された。
 春夫が忠男に贈った「羅武寧」の木彫看板は、春夫が「原子流家元」として茶を楽しんでいたことからつながりができ、忠男の県立新宮高校官舎裏の茶室に掲げられていたという。「羅武寧」については、忠男のあだ名だったのではと推測されるが詳細は不明。
 三代目花柳寿美氏からは「扇面地紙(絵は木村荘八)」「絵付け皿」など計12点が寄贈された。春夫が初代花柳寿美主演の舞台のために戯曲「八雲起出雲阿国」を書き下ろすなど親交があり、初代の三回忌で、建立された舞扇の供養塚に春夫の詩が刻まれた。「扇面地紙」はこの時の記念品と思われる。
 絵皿にパイプが描かれてあるものは、絵皿用の下絵も寄贈されている。今回の絵皿はパイプの絵と詩を合わせ焼いたもの。「むらさきの たもとゆたかに 人舞布と けむりなまめく 秋夕かな 春夫絵も」と書かれている。
 春夫の実家である懸泉堂を管理する三好和子氏からは、懸泉堂家具一式(木箱入り三段重箱や絵入り卓上膳)など計38点。上野節子氏が母親から譲り受けた「春夫揮毫色紙」1枚をそれぞれが寄贈した。
 辻本館長によると、これらの寄贈品は7月末から8月初旬をめどに同記念館で展示予定としている。また、企画展「大石誠之助・名誉市民記念〜大石誠之助とはどんな人〜」を同記念館10月2日(火)から実施する予定。
問い合わせは、佐藤春夫記念館(電話0735・21・1755)。

「扇面地紙」

「扇面地紙」

「絵付け皿」

「絵付け皿」

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