高田の自然 存分に感じる
ハッチョウトンボ観察
希少種発見に大喜び

1【横2段】高田公民分館教養講座1 新宮市の高田公民分館は24日、高田公民館で教養講座「高田の身近な自然を見直そう」を開いた。元校長で高田中学校で教頭を勤めた熊野自然保護連絡協議会(熊自連)の南敏行会長を講師に迎え、約40分の座学の後、屋外へ観察に出掛け約20人の参加者は高田の自然を満喫した。

 同分館副分館長の金子史法さんは「自然の素晴らしさを分かってもらえるような講演をお願いしたんですが、南会長から座学より実際にその環境に行って観察しようと言っていただきました。今日は高田の自然を見て、楽しみましょう」とあいさつ。
 南会長は「退職し自由になったので、百名山を登ろうと思っていたが、和歌山県からトンボを調べろと言われた」とトンボについて重点的に調査・研究し、県内のトンボ研究の第一人者となった経緯を話した。
 貴重な自然の状況を把握し、県レッドデータブック(RDB)改訂時には専門委員として貴重な昆虫をリストアップした。トンボ観察のため、沖縄や北海道に足を運ぶこともあるという。
 「その生息地がどんな環境なのかを知ることが非常に大切」と少年のように目を輝かせながら、体長2センチのハッチョウトンボ、和歌山県版RDBには絶滅の恐れが最も大きい絶滅危惧種1類になっているナチマイマイが高田にも生息していることなどを説明し来場者を驚かせた。
 座学終了後は屋外へ出かけ、湿地でトンボ観察。ハッチョウトンボやハラビロトンボ、キイトンボ、シオカラトンボなどを発見し観察した。南会長はハッチョウトンボの目は上下で色が違う。「上の赤い部分は空を見る、下の黒の部分は獲物を見るため」などと解説。
 トンボ観察の後、その美しさや希少性から、収集家による過度な採集で個体数を減らしている「ナチマイマイ」が生息する場所に移動。ナチマイマイは夜行性のため、昼間に出てくることはほとんどない。梅雨時期から初夏にかけて1年で最も動きが活発になるのが今の時期などと説明した。
 参加者は周辺を興味深く観察。鈴木鶴大くん(高田小2)がナチマイマイの殻を発見。これには南先生も「これはすごい。最近まで生きていた可能性が極めて高い」と絶賛。鈴木くんは一躍ヒーローとなっていた。

2【角2段】高田公民分館教養講座2

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