「満天の星空のよう」
丸山千枚田で虫送り
恒例行事に大勢の人

photo[4] 熊野市紀和町丸山区の伝統行事「丸山千枚田の虫おくり」が9日夜に開かれた。「虫おくり殿のお通りだい」とかけ声が響く中、棚田の数と同じ、1340個のキャンドルが灯(とも)ると、夕暮れの棚田を照らし出し、来場した約1000人が心をうばわれた。
 昭和28年ごろに途絶えていたが、熊野古道の世界遺産登録を記念し、平成16年に復活。15回目となる今回はキャンドルがより映えるように田植え直後の時期を選んだ。
 それぞれの田んぼに来場者も協力して火を灯し、丸山千枚田保存会提供のキャンドル文字「丸山千枚田」も点灯。その明かりの中を松明や提灯を持って虫おくりの行列が棚田を練り歩いた。
 闇夜に浮かぶ幻想的な光景に訪れた人らは、「うわーきれい」「まるで満天の星空を眺めているようだ」など感嘆の声を漏らし、うっとりとしていた。
 津市から訪れた川口瑞貴さん(30)は、「初めて来た。前から来たいと思っていた。最高だった。本当にきれいで感動した。来年はカメラの腕をあげてベストポジションで撮りたい」と興奮気味に話し、夢中でシャッターをきっていた。
 締めくくりの北山砲が発射されると、観客はその迫力に驚きながら「おー」と歓声を上げた。帰り際も田んぼで舞うホタルを眺め、千枚田の自然を楽しんでいた。

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