「ツール・ド・熊野」31日開幕
トップ選手集い、3ステージで争う

photo[2] 自転車の国内外トップ選手らが熊野路を走るレース「第20回ツール・ド・熊野」(NPO法人SPORTS PRODUCE熊野主催)の開催を前に、大会実行委員会の角口賀敏実行委員長らが14日、新宮市の県東牟婁振興局で会見を開き、レースの見所や概要を説明するとともに、大会20回目を迎えるにあたり思いを述べた。
 大会は熊野地域の活性化を目指して始まった。コースは起伏のある自然豊かな環境で、世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」を含む地域を舞台に開催される。第9回までは国内大会だったが、第10回から国際自転車競技連盟(UCI)公認のレースとして国際大会に認定され、アジアツアーの一つとして位置づけられた。近年ではランキング上位チームが参戦するなど注目を集めている。
 今大会は5月31日(木)〜6月3日(日)の4日間。31日は新宮市内で開会式とタイムトライアル、1日はこれまでのJR新宮駅前ではなく、今回は新宮市役所前からスタートし、パレード走行後に赤木川沿いで競い合う「赤木川周回コース」。2日は熊野市と御浜町で起伏の激しい山道が続く「熊野山岳コース」、3日は海を見ながら疾走する太地町での「太地半島周回コース」となっている。今回はトンネルが開通したことから道の駅たいじも通過するという。
 部門はUCIレース、実業団レースの2つで、今年は一般レースを行わない。このうちUCIレースの参加チームは海外6、国内13の計19チームから選手114人。今季のアジアツアーランキングトップ10からも参戦する。国内で有力とされるチームはアジア2位の「チーム右京」と昨年のツール・ド・熊野で個人総合優勝したホセ・ヴィンセンテトリビア選手が所属する「マトリックスパワータグ」。地元のキナン・サイクリング・チームは数々の大会で躍進するマルコス・ガルシア選手やトマ・ルバ選手が所属。アジア3位の実力を誇る同チームはチーム総合3連覇を目指す。

20回の節目
「地域のおかげ」

 角口実行委員長は大会の見どころについて、海あり、山ありの風光明媚なコースが特徴であるとし、「日本でも非常に厳しいとされる山岳コースもある。毎回、時間制限があり、半分以下が失格となる。1人の選手を優勝させるためにほかのメンバーがさまざまな駆け引きをする。そこがレースの魅力」と述べた。また、20回目を迎えることについては「ここまで来ることができたのは地域の方々のおかげ。地元のチームを地域の方々に身近に感じていただきたい」と語った。
 また、角口委員長によると、ボランティア約1500人が通路の閉鎖や交通整理等に参加することや地元ケーブルテレビ(株式会社ZTV)が協力し、加入者は白熱するレース展開を自宅のテレビでも観戦できることを報告した。
 なお、今年のレースクイーンは、昨年も務めた新宮市の奥野千奈津さんさん(21)と今回初の新宮市、小田原里菜さん(19)の2人。奥野さんは「地元をもっとPRしたい。皆さんも一緒に盛上げていただけたら」と笑顔で話した。

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