早期完成へ機運高める
熊野川河口に橋を架ける会
官民一体、要望活動に力

photo 「熊野川河口に橋を架ける会」の平成30年度総会が10日、新宮市野田の福祉センターで行われた。田岡実千年会長(新宮市長)や会員ら関係者約40人が出席。昨年度の事業や決算報告、本年度の事業、収支予算を決めるとともに、熊野川河口大橋を含む新宮紀宝道路の早期完成への意思を再確認した。
 同会は、新宮市、紀宝町、両市町議会議員(熊野川河口大橋建設促進議員連盟)、新宮商工会議所、新宮市観光協会、新宮木材協同組合、新宮港振興会、「海岸道路の建設を促進する会」(新宮市)や「架橋虹の会」(紀宝町)の官民一体で構成。新宮市と紀宝町を結ぶ熊野川河口大橋(新宮紀宝道路)の建設を促進し、地域の産業発展や活性化、慢性化する渋滞の解消、医療施設へのアクセス向上、災害時の救援道路確保などを図ることを目的に活動している。
 新宮紀宝道路は、平成25年に新規事業化され、平成27年6月には道路中心杭設置式、昨年12月には起工式が執り行われた。全体事業費は約210億円。
 総会冒頭、田岡会長があいさつ。「悲願である紀伊半島を一周する高速道路が一歩一歩、現実のものとなってきた。引き続き、国や県、地域に向けて、河口大橋の必要性を強力に訴え、道路予算の確保と河口大橋の一日も早い完成のためにこれまで以上の活動を展開していきたい」と述べ、「用地買収の課題もあるが、国や県の協力を得て解決に向け、取り組みを進めている。今後も皆さま方のご支援をお願いしたい」と会員らに協力を呼び掛けた。
 顧問を務める濱口太史和歌山県議会議員、藤根正典三重県議会議員、大久保孝栄三重県議会議員を代表し濱口県議が「この地域を取り巻く高速道路の建設はかなりスピードアップしてきた」と述べ、すさみ〜串本間、串本〜太地間の事業化について、「いずれの事業化もこの橋の事業化が大きな影響を与えている。国交省を訪ねると三重県と和歌山県がつながったことにより、紀伊半島一周を必ずやるという機運が高まった。皆さま方の長い期間のご尽力には心から敬意と感謝を申し上げる。私たちも一生懸命頑張って参りたい」と力を込めた。
 議事では昨年度の事業報告、収支決算が報告された。続いて、平成30年度の事業計画では昨年同様に▽関係機関への要望・PR活動▽関係情報収集・調査▽その他、本会の目的を達成するために必要な事業などに取り組むことが報告された。また、収支予算では収入・支出合わせて本年度予算額が135万4000円を計上。全ての議案が可決された。
 最後に西田健副会長(紀宝町長)が旧熊野大橋の建設や完成後、それを利用する人々にとっていかに重要であったかを主張。「新宮紀宝道路は紀伊半島を一周する高速道路実現のための一歩。大きな事業になるほどエネルギーが必要になるため、住民の方々には不安や苦労をかけるが、完成後には『大変だったが良い道路ができたね』と地域全体で思えることができれば」と締めくくった。

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