若者の意見も政治に
高校生に選挙の授業
18歳での投票に備え

photo[1] 近大新宮高校は12日、新宮市選挙管理委員会の職員を講師に招き、選挙に関する授業を行った。2年生140人が受講。政治への無関心の弊害や投票の手順を知り、選挙の大切さを見つめ直した。
 選挙権を有するのが満18歳以上に引き下げられたことから、和歌山県や新宮市、那智勝浦町は平成27年度から、近大新宮高校もふくむ新宮市内の高校で出前授業を実施、意識と関心の高揚に努めてきた。この日は市選挙管理委員会事務局の中村力也さんが講師を務めた。
 中村さんは、明治期に選挙権を持つのは、多額の税金を納める25歳以上の男子のみだったことを紹介。「納税額に関係なく全ての男女となるまで、ねばり強い努力があった」と語り、貴重な権利であることを印象づけた。
 和歌山県知事選挙の投票率は下降が続き、直近では約39パーセントに達していることを説明。投票に行かない理由の調査で、「住んでいる市区町村で投票できなかった」「あまり関心がなかった」「行くのが面倒」などが上位だったこと。年齢別では20、30歳代の投票率が低いことも話した。
 若者の投票棄権の弊害として「若者の声や意見が政治に反映されなくなる。立候補者が、投票率が高い高齢者向けの政策を訴えよう、どうせ若者は投票しないので無視しても大丈夫、となりかねない」と指摘。「私たちの生活や社会を良くするためには、意見を反映してくれる代表者が必要。だから選挙はとても大事。大切な権利」と力を込めた。
 候補者選びのための情報収集の方法や、投票の手順についても説明した。「入場券をなくしても、名前や生年月日で本人確認できれば投票できる。棄権しないように」と呼び掛けた。期日前投票、不在者投票、在外投票、洋上投票も紹介した。インターネットを使った選挙運動の注意点や、住民票移動の重要性も説いた。
 投票用紙は特殊な紙で破れにくいことを伝え、生徒の代表者に試しに破かせた。「選挙は皆さんの未来の選択。意見を示す最大の武器。投票しないと、皆さんの声が政治に届きにくくなる。自分の一票を誰に託すか、よく考えて投票を」とまとめた。
 菊池康友くんは「来年は投票ができるようになる。1人の国民の持つ責任として、必要になることを実感した。期日前投票の方法は知らなかったので参考になった」と感想を述べた。

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