「列車緊急停止、乗客避難」
JR西と自治体が合同訓練
南海トラフ巨大地震想定
東日本大震災7年

photo[2] 東日本大震災(平成23年3月11日)から7年が経過するにあたり、JR西日本は10日に那智勝浦町、11日に串本町でそれぞれ、南海トラフの地震を想定した津波避難訓練を実施した。那智勝浦町での訓練には同社、町役場、他鉄道会社、和歌山地方気象台、地元住民ら140人以上が乗客として参加。列車が走行中に巨大地震が発生したと想定して緊急停車し、乗務員が先導して那智中学校の屋上に避難した。
 訓練は平成21年から定期的に行われており、今回で19回目。これまでは昼間の訓練だったが、災害は、いつ、いかなる時に発生するか分からないことから、今回初めて夜間の実施となった。
 特急列車が紀伊勝浦方面から新宮方面に向かっている途中、南海トラフを震源としたマグニチュード9・1の地震が発生したと想定。紀伊天満駅周辺で列車を緊急停止させ、乗務員が利用客を指定されている避難場所(那智中)まで避難誘導した。乗務員は大声で「急いで逃げて」と促すと、乗客も駆け足で避難所を目指した。停車した時間から全員が避難所に到達するまでにかかった時間は約20分だった。
 同校屋上でJR西日本和歌山支社の伊藤義彦支社長が講評。「夜間の訓練は、足元が見えづらく大変だと感じた。列車には地元の地理に不慣れな方も大勢乗っていらっしゃいます。そういった際に、地元の方が率先して避難誘導に協力いただけたら」と呼び掛けた。
 同町の矢熊義人副町長は、「いかなる時でも慌てず避難することの大切さが伝わったのでは。今後も災害に強いまちづくりを進めていきたい」と決意を示した。

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