官民一体で計画実現へ
審議会が基本計画案を答申

photo[2] 新宮市総合計画審議会は21日、新宮市の田岡実千年市長に「第2次新宮市総合計画」の基本計画案を答申した。総合計画はまちづくりの最上位計画として、今後10年間の施策の方針を示すもの。めざすべき都市像を「人とまちが輝き、『未来』へつなぐまち新宮市」としている。
 足立基浩会長(和歌山大学経済学部教授)、勢古啓子副会長(仲之町商店街振興組合理事長)、筒井三輝朗委員(新宮市都市計画審議会会長)、関康之委員(新宮商工会議所会頭)、仲富美子委員(新宮市婦人団体連絡協議会会長)の5人が参加。田岡市長は「皆さまには昨年4月から会議を重ねていただき、新宮市の今後の10年を真剣に考え、ご議論をいただき感謝している。平成30年度から市の最上位計画であるこの計画をもとに一つ一つ実現して、市民が暮らしやすいまち、誰もが元気で心豊かに暮らせるまちを作っていきたい」とあいさつし、続いて足立会長が答申を行った。
 同委員会は昨年4月に第1回会合を開き、これまで10回にわたって審議。昨年8月に基本構想案の答申を行い、その後、更なる審議を重ねた。目指す都市像を実現するための政策目標として①安心・安全に暮らせるまち②心豊かな人を育むまち③共に支え合い幸せを感じるまち④安定した雇用を生み出すまち⑤魅力ある文化がつなぐにぎわいのまち⑥健全かつ効率的な行財政運営―を挙げている。
 答申後、意見交換が行われ、勢古副会長は「10回にわたってそれぞれの立場で議論してきた結果、立派なものができたと思う。実施に向けて、官民一緒に頑張れたらと思う」と述べ、足立会長は「新宮市は皆さんが真剣で活発的。単なる計画でなく実現を見据えたうえでの計画が多かったと思う。官民が連携をし、互いを信じ合ってやっていく姿勢が大事」と話した。続いて、関委員は「我々、熊野人に流れている新しいものを取り入れていくという感性が大切。市がより素晴らしいまちになりますように頑張っていただきたい」と述べた。
 仲委員は「参加させていただけてよかった。10年後を楽しみにしています」とコメント。筒井委員は「商工会議所や企業とともに町づくりの体制を作っていけば、市民から意見も出やすいと思う。また、人口減少や雇用の問題を解決し、定年したら帰って来られる取り組みが必要であり、都会で培った経験を市で生かしてもらえるような町づくりの仕組みはおもしろいのでは」と提案した。
 田岡市長は「英知を結集した計画を尊重していきたい。人口減少問題など課題はたくさんあるが、協働で困難を乗り越えて、他の自治体の見本となれるような魅力あるまちを目指していきたい」と締めくくった。
 審議会は、基本計画の実施にあたり3点の事項に留意し、積極的かつ効果的な取り組みの推進を図るよう求めた。内容は下記の通り。

①人口減少及び少子高齢化が進行するとともに、市政を取りまく環境が著しく変化する中、従来の考えにとらわれず、柔軟な発想のもと、官民連携・協働の基本姿勢に基づき計画を履行されたい。
②基本計画の実施状況を定期的かつ継続的に把握し、計画中の主な取り組みや成果指標について効果検証を行い、適正なPDCAサイクルを構築することにより、実効性のある計画とされたい。
③計画策定後は、計画の内容をわかり易く市民に広報することで、市民の理解と協力が得られるように努められたい。また、審議中に出された意見や市民の声については、具体的事業の立案や実施に際し、十分参考にされたい。

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