「ルール作り」全員で考える
熱心に討論
「多数決」「納得するまで話し合う」
弁護士の出前授業

photo[2] 紀宝町立神内小学校で8日、三重弁護士会の弁護士4人を迎えての出前授業があった。6年生14人が4つのグループに分かれ、架空のバスケットボールチームのルール作りについて考えた。

 森脇洋校長が名張市内の前任校で出前授業を受けた経験から同弁護士会に依頼した。この日は法教育委員会に所属する伊藤正朗さん、牛塲誠さん、中川大河さん、山本敦子さんが来校。グループ討論では、各グループに弁護士1人が加わり、討論の補助や書記役を務めた。
 バスケットチームにもともとあったルールは6年生だけで決めたもので、「練習時間に遅刻したら退部」「髪型は坊主」「飲み物は6年生がスポーツドリンク、5年生が麦茶、4年生は水」といった厳しいものだった。ルールを見直そうと児童らは活発に意見交換。各グループまとめの発表では、「退部は厳しすぎる。遅刻する場合は先生に事前に連絡を入れる」「坊主はやりすぎ。髪型は練習の邪魔にならない程度でいい」「飲み物を学年によって差をつけるのはおかしい。自由に飲めるようにする」など、新たなルール案を示した。
 弁護士からの「新しいルールに変更するにあたってどのような方法で決めるのがいいか」の問いには、「みんなで話し合う」「監督にも入ってもらいみんなで決める」「意見が分かれたら納得するまで話し合って決める」「多数決にする」などの意見が出た。
 牛塲さんは講評で「一人一人が自分の意見をしっかりと出してくれた。また、ほかの人の意見が自分と違う場合もあることも理解できたと思う。意見が分かれた場合に多数決で決めるのがいいのか、ものによっては全員一致を目指すことも必要。政治の世界でも多数決は基本だが、その前に少数派の意見を聞くことも大切」と呼び掛けた。
 仲川空輝(たかてる)くんは「一定の人だけでルールを決めると誰かだけが有利なように偏ってしまうので、みんなで決めるべきだと分かった」と話した。
 このほか、弁護士からはインターネットやSNS(会員制交流サイト)利用のメリット、デメリットについての講義もあり、正しい方法で利用しないと、いじめの背景になったり、犯罪に巻き込まれたりする危険性の指摘があった。

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