上り子の安全のために
石段の危険箇所を確認

photo[2] 新宮市の世界遺産・神倉神社の例大祭「お燈祭り」を来月6日に控え、同神社で12日、恒例の石段検分があった。祭典を運営する神倉神社奉賛会や神倉青年団、熊野速玉大社の神職、市観光協会、市消防団丹鶴分団など各団体から参加した13人が、538段ある石段を全て調査し、補修の必要性のある箇所を確認した。
 同検分は上り子(のぼりこ/あがりこ)が下る際の石段に事故の危険性はないかなどを確認するために毎年の祭典前に実施している。1段ずつ踏み込み、手で動かすなどして石段の浮きや緩みがないかを入念に調べ、不具合がある部分はチョークで印を付けていった。
 補修が必要な石段は、鳥居から中の地蔵までに29か所、中の地蔵から山頂までに48か所、山頂境内内で77か所が見つかり、祭り当日までに固定作業を行うという。
 神倉神社奉賛会の猪飼三雄会長は「今年は平日の火曜日だが年々、上り子は増えているため、それほどまで少ないことはないと思う。上り子たちが無事にけがなく下りてくることを祈っている」と述べた。
 このあと、熊野速玉大社に場所を移して事故防止協議会が行われ、関係者が意見交換した。
 お燈祭り当日は、白装束に荒縄を巻いた上り子が、松明(たいまつ)を手に神倉山に入山。「ワッショイ、ワッショイ」と気勢を上げながら石段を上り、同神社の御神体「ゴトビキ岩」のある山頂に待機する。御神火を受けた大松明(おおたいまつ)からそれぞれの上り子の松明に火が分けられた後、午後8時ごろに山頂の神門が開き、上り子が一斉に下山。燃え盛る松明で神倉山が赤く染まることから「山は火の滝下り竜」と称される。

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