初薬師 各地で祭典

 1年初めの薬師如来の縁日にあたる8日、各地で「初薬師」の法要が行われた。紀宝町では鵜殿の医王山東正寺や、平尾井の石負山仏願寺(通称・平尾井薬師)でも祭典が行われ、地域住民や寺の役員らが参列。自身や家族の健康、地域の平穏などを願った。

 
 大般若経でお祓い
   鵜殿 東正寺

photo[1]

 東正寺は午前10時から本堂で法要を行った。梅花講のメンバーら約15人が参列。御詠歌を歌い、その後、「大般若祈願法要」では、身体健全や家内安全、交通安全、商売繁盛などを願った。
 同寺は薬師瑠璃光如来を本尊としてまつっている。法要では、片野晴友住職らが、読経しながら経典を持った手を上下に動かすと、つづらに折った紙が滝のように下側に落ちていた。参拝者は個別にお祓(はら)いを受けた。
 引き続き片野住職が法話も行い、人生を終える時の心構えや準備など終活(しゅうかつ)についての身近な話や、家族葬などの話が語られた。片野住職は参列者に、「もっと、皆さまに寺に来てもらい、寺が行っている座禅会や日曜学校を利用してください」と呼び掛けた。
 終了後は、厚揚げキノコあんかけ・煮物・ゴマ豆腐・エノキホウレンソウの和え物・ジャガイモきんぴらなど、副住職が作った精進料理を味わった。

 雨の中多数が参列
   平尾井薬師

photo[3]

 平尾井の石負山仏願寺(通称・平尾井薬師)でも初薬師法要(例大祭)があり、寺や地区の役員、厄除け祈願を受ける人などが参列した。雨が降っていたが、地域住民を含め約40人が参拝に訪れた。
 同薬師は、約900年前に後白河法皇が熊野三山に詣でた時、建立を強く望んで建てられたと伝えられ、楊枝薬師(熊野市紀和町)、湯峯薬師(田辺市本宮町)などとともに、紀南地方でも由緒ある薬師の一つに数えられている。
 午後1時30分からの法要では、鬼頭宝徳住職らが、般若心経などを読経し、今年1年の平穏を願ったほか厄払いを行った。
 この後、地区の集会所で餅まきが行われた。住民ら約150人が参加。また、餅を詰めた「俵」を懸けてじゃんけんを行った。手にできれば縁起がいいとされ、俵を勝ち取った60代女性は「手にしたのは初めてでうれしい。地域の人が健康で一年を過ごせるようにと思う」と語った。

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