観光と遺跡で提言
第一印象の大切さなど

photo[1] 丹鶴体育館で2日、文化複合施設丹鶴会主催による複合施設と遺跡の共存についての講演会が行なわれた。『これでいいのか和歌山県』著者の昼間たかしさん、鈴木士郎さんが招かれた。
 複合施設は観光拠点の一つになることが期待されていて、2人は新宮市の印象や観光地としての魅力などを交え、自由に発言。昼間さんは「新宮に来た時、観光案内所で、とても詳しくいろいろな場所を教えてもらった」と丁寧な応対だったと振り返り、「昼食におすすめのうなぎ屋も紹介してもらい、いざ向かって大盛りを頼むとご飯がおひつで出てきた」などと体験を語った。
 昼間さんは続けて「これだけ観光サービスのできている新宮は観光客にも恵まれている。観光客が来ない来ないとは言っているけれど、確実に一定数はいる。山と海の文化があるからか食文化がとても豊か」などと語った。
 遺跡の話題に移ると鈴木さんが「珍しい遺跡が出てきたからといってもそれを観光資源として前面に押し出してしまうと、そのうち破綻してしまう。やるにしてもかなり割り切って行かないといけない」と述べた。また、「遺跡を観光資源にするにあたってどのような価値があるか。価値がないからと壊してしまっては未来で責任が取れなくなってしまう」とも話した。
 鈴木さんは「地元のきれいで楽しいところに参加することが観光の本質」とした上で、知名度と情報の発信力不足を指摘。第一印象が大切なので、駅を降りてからの町並みにも気を使うべきと提案。熊野杉材の知名度が落ちてきていることへの解決策として「熊野杉材を使い、表面だけでも『木の街並み』にしてみればいいのでは」と意見を述べた。

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