黄緑に輝く果実を収穫
じゃばら「例年より大きめ」

photo[1] かぐわしいかんきつの香り―。北山村の特産かんきつ「じゃばら」の収穫作業が9日早朝、同村相須にある村営相須農園で始まった。約3ヘクタールの畑で、じゃばら農園管理責任者の宇城公揮さんや地元住民が太陽の光を浴びて黄緑に輝く果実を一つひとつ丁寧に摘み取っていった。
 収穫は今月いっぱいまで続けられ、昨年と同程度の約100トンを収穫する見込み。先月この地を襲った台風などの影響も心配されたが、宇城さんは今年のじゃばらの出来について「台風の影響は特になく、今年も素晴らしいものができた。例年より大きめの果実で作柄もいい」と手応えをつかんでいた。
 収穫したじゃばらは加工場に運び、大きさごとに仕分け。果汁を搾ってジュースなどを製造する果実もあれば、村の観光センターで売られたり、インターネット通販で販売したりするものもある。
 じゃばらは、北山村原産のユズと九年母(クネンボ)やミカンの自然交配した香酸かんきつ。花粉症にも効果があるという研究結果もある。「邪気を祓(はら)う」が名前の由来と言われ、同村では縁起物として正月の料理などに珍重されている。果実は球形または短球形で、大きさは直径7〜8センチ程度、重さは約130グラム。冷暗所で3か月程度保存でき、貯蔵しても果汁の減少率は少なく、皮まで有効に使えるため、料理の風味づけや入浴用として美容と健康にも利用されている。
 味は、酸味の後に残る独特の苦味が特長。まろやかな風味の中に隠れた味が好評で、昨年は加工品も含めて2億1000万円以上を売り上げている。種がほとんどないため、そのまま搾って果汁にしたり、自宅でマーマレードや調味料として活用したりするひとが多い。幅広い年齢に支持される食材として珍重されている。
 町内には村営農場のほか、民間農園23戸の計24か所、合計8ヘクタールでじゃばらを栽培している。収穫後、せん定や施肥作業を行う。

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