滝をモチーフに作品
メッセージ交換でつながり

photo[1] JR紀勢線を舞台にした「紀の国トレイナート2017」が29日(日)まで展開される。新宮駅〜御坊駅間の28駅に特別デザインアートが施され、期間中の土曜・日曜は列車の車内にブックカフェが設けられたり、ジャズ演奏が行われたりする特別列車が運行される。
 トレイン(列車)とアートの融合イベント。各駅の駅舎やプラットホームの壁などに絵やオブジェ(作品)を配置する。
 このうち那智駅には那智の滝をモチーフにしたオブジェが飾られている。製作者は臼田那智さん。待合室の中央部に細い糸をたくさんたらし、多くの赤い筒を取り付けている。那智の滝を見ている時に流れ落ちる水の形がさまざまに移り変わる様子を見て、水をまるで生命のように感じ、自身の作品も変化的なものでありたいと考えたという。筒には日本古来の顔料弁柄(べんがら)が使われている。臼田さんは、「命の色」である赤を鉄分由来の弁柄で表現することで「血の赤」と結びつけた、と解説する。
 筒の内側には地元住民や観光客によるメッセージが書かれている。流れ落ちるようなフォルムで留められた筒のメッセージには地元小学生が書いたものが500以上あると臼田さんは語った。
 駅を訪れた人もその場で何かを書き新たに筒を取り付けることができ、かわりに別の筒をひとつ持ち帰ることで、見ず知らずの人からのメッセージを受け取る。その手紙交換のような行為で、観光客と地元住民、地元住民同士、観光客同士にほんの少しの繋がりが生まれることを目標にしている。

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