躍動的に練り歩く
晴天に恵まれ神輿渡御
三輪崎八幡神社

photo 新宮市の三輪崎八幡神社(上野顯宮司)で18日、例大祭「神輿(みこし)渡御式」が行われた。大漁や豊作、商売繁盛などを願う地域の伝統ある祭りで、神霊をうつした神輿(みこし)を男たちが担ぎ、「ワッショイ、ワッショイ」という気合のこもった掛け声とともに地域を練り歩いた。町には太鼓や笛の音が鳴り響き、今年も祭りを見に集まった多くの人々でにぎわいを見せた。
 当初は17日の予定だったが、台風接近に伴い順延していた。午前11時半頃、神社で神事を行ったあと、大勢のかつぎ手と介錯(かいしゃく)によってかき上げられた神輿は御旅所である三輪崎漁業協同組合前に向けて渡御を開始。神輿の後ろには、恵比寿・二十四孝・大黒天の3台の山車(だし)が続き、大勢の子どもたちが協力して山車の手綱を引いた。行く先々では、かつぎ手たちによる練りが繰り返し行われ、激しく躍動的なその光景に集まった見物客らは惜しみない拍手を送った。また、二十四孝と大黒天の2台の山車が激しくぶつかり合う様子は圧巻で、周囲からは大きな歓声が湧き起こった。
 三輪崎漁協前に到着し、御旅所神事を斎行(さいこう)したあとは、三輪崎郷土芸能保存会による獅子神楽が披露された。笛や太鼓による演奏と獅子のダイナミックな動きで観客を魅了。演目のひとつ「天狗の舞」では、屋敷朋希くん(5)が今年の天狗を見事に演じ会場を沸かせた。その後、三輪崎婦人会、台楽保存会、若吉会によるそれぞれの踊りや、熊野曼荼羅太鼓などの演目が披露され、来場客らを大いに楽しませた。最後に同保存会が、「鯨踊り」の奉納で御旅所での芸能披露を締めくくった。
その後、再び神輿は地区内を練り歩き、神社に還御。還幸祭の神事を行い、例大祭は幕を閉じた。
 三輪崎郷土芸能保存会の濱口仁史会長は「台風で1日延びましたが、満足のいく例大祭ができて良かった。会員一同、練習の成果がしっかり出せました。天気にも恵まれ、たくさんの人に来て頂き大変うれしいです」と語った。
 50年以上祭りに携わる神輿奉賛会の小西繁男会長は「今日は晴天になってよかった。神輿かきが上手。皆が小さいときから神輿の様子を見ているので、人数は少なかったが安心して見ることができる。今回も事故がなく無事に終えることができてよかった」と安どの表情を浮かべた。
 三輪崎出身で、千葉県浦安市からかつぎ手として参加した岩崎隆治さん(68)は「楽しかった。みんな一所懸命になんとかやりとげようと頑張って、全員で最後までできた。久しぶりに故郷に帰って祭りに参加して、この歳でいいスイッチが入りました」と笑顔で語った。
 神輿渡御を終え、上野顯宮司は「皆さんのご奉仕のおかげで無事に斎行できました。本当にお疲れさまでした」と述べた。

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